経済アナリストの森永卓郎が9月14日(水)、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に出演。「円急落、144円台後半に NY株も急落」というニュースを解説した。
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8月の米国消費者物価指数が発表され、上昇率が市場予想を上回ったことで円売り・ドル買いが加速し、円相場は一時1ドル144円台後半に。NY株式市場では利上げによる景気減速への懸念から、ダウ平均株価が一時1300ドル以上下落した。森永は「7月の米国消費者物価指数は、8.5%上昇した。8月は0.4ポイント下がって、8.1%になるだろうと、市場関係者は予想していた。ところが蓋を開けてみると、消費者物価指数は8.3%。0.2ポイントしか下がらなかった」と解説。
続けて森永は「FRBは、これだけ利上げを続けてきて0.2ポイントしか下がらないなら、相当えげつない利上げをするしかないと考えたのではないか。パウエル氏は『アメリカの目標物価2%、目標達成まで利上げを続ける』と判断した」と分析した。
今後の見通しについて森永は「消費者物価指数8.3%を、2%まで下げる。つまりこれは、とてつもない利上げの予兆」と語り「金利を決めるFOMC会合が今年、あと2回行われる。ここで0.75%ずつ利上げされれば、1.5%の上昇になる。現在米国の政策金利は3.4%なので、4.9%、ほぼ5%になる。
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