経済アナリストの森永卓郎が11月10日(木)、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に出演。「セブン&アイが『そごう・西武』をアメリカの投資ファンドに売却へ」というニュースに対し、西武百貨店の存続を危惧した。
西武池袋本店
セブン&アイ・ホールディングスが、子会社のデパート「そごう・西武」について、アメリカの投資ファンドに売却する方向で最終調整に入ったことが分かった。売却額は2000億円を超える見込みとなっている。
森永は「投資ファンドは儲けのためならなんでもやる。そんな中、現在デパート事業は、化粧品と食料品を除くと儲からなくなっている状況なので、将来的に、池袋の西武百貨店がなくなってしまうかもしれない」と、西武百貨店の存続に危機感を示した。
また、埼玉県所沢市在住である森永は「埼玉県民からすれば、池袋の西武百貨店は、東京の入り口であり、モニュメント。それが投資ファンドのものになるのはいかがなものか」と心情を吐露。
さらに、今後のビジネス展開について「池袋の西武百貨店があるエリアは超一等地。そこで一番儲かるのは、いまの建物をすべて壊して、高層ビルを建てること。そこにオフィスを入れれば、賃料が入ってくる」と、池袋駅前がオフィス街に変わっていくことを危惧した。
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