キャスターの辛坊治郎が1月18日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。れいわ新選組の山本太郎代表が16日の記者会見で、同党の水道橋博士参院議員(比例)の辞職に伴い、水道橋議員の残り任期を同党の繰り上げ当選者が1年ごとに辞職し、5人で交代に務める方針を明らかにしたことをめぐり、「そもそも参院は不要」と一蹴した。

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参院選の選挙運動中の水道橋博士(右)とれいわ新選組・山本太郎代表=2022年06月04日午後、東京・池袋 写真提供:産経新聞社

れいわ新選組が水道橋博士参院議員(比例)の辞職に伴い、繰り上げ当選者を1年ごとに交代させる方針を示したことについて、自民党の世耕弘成参院幹事長は17日、「憲法の趣旨に合致しない」と批判した。また、立憲民主党の岡田克也幹事長も「常識では非常に考えにくい。そういうことを許せば、1日でも国会議員ができてしまう」と述べた。

辛坊)れいわ新選組の山本太郎代表は、あちらこちらから批判を去れているようですが、私には批判する権利がありません。なぜなら、私はそもそも参院不要論者だからです。

私の持論です。

参院は「衆院のカーボンコピー」といわれています。どうしてかというと、衆院と同じことをしているからです。アメリカの上院、下院のように機能がはっきりと分かれているなら、それなりに存在意義がありますが、現在の衆院と参院の役割分担の実態からすると、日本が二院制である必要はどこにもないと、私は考えています。

先の大戦以前には貴族院がありました。その貴族院の議場を引き継ぐ形で、現在の参院として残されたのではないかという噂があるくらいです。私は参院を不要と考えていますから、れいわをはじめ参院の各政党が割り当てられた議席をどう使おうが、どうでもいいと思っています。

参院不要の議論に比べたら、あまりも小さい話です。

参院はもともと何のためにあるのでしょう。建て前として、衆院は議員任期4年で、任期前の解散もあり得ます。このため、衆院ではじっくりと落ち着いて議論しにくいという一面もあります。しかし、参院は議員任期6年で、解散もありませんから、「良識の府」としてじっくりと議論ができるわけです。それが参院の趣旨であるはずです。

それにもかかわらず、辞職議員の残り任期を繰り上げ当選者が1年ごとに交代で務めるなら、やはり参院は不要ということになりませんか。れいわの方針が批判される以前の問題だと思います。

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