辛坊治郎が2月15日(水)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。近頃、さかんにマスコミで報じられるようになった「N分N乗方式」について、「本質について誰も触れていない」と語り、その本質について持論を述べた。
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岸田文雄首相が年頭の記者会見で掲げた「異次元の少子化対策」。その実現にむけて注目されているのが「N分N乗方式」。子どもの多い世帯ほど所得税が軽減される仕組みで、先月23日に始まった国会で議論に上ることが増えた。それに合わせて、マスコミでもさかんに取り上げられるようになったが、辛坊は年明け1月5日の放送で早々に触れていた。
このことについてリスナーからのメッセージが読み上げられると、辛坊は「マスコミ報道を見ていて、ものすごく不満。N分N乗の“本質”について、誰も触れない。N分N乗の本質は、将来、日本の社会保障を支えるような優位な人材を生み出すために非常に有効なシステムであって、単なる目先の税金がどうのこうのというレベルの話じゃない。その本質について、どこも言わない」と不満を漏らした。
続けて「このやり方をすれば、所得の多い人が劇的に税金が下がる。約6割のサラリーマンは一番下のランクの課税水準。N分N乗方式にしたところで、6割の人は税金が安くならない。政治家としては多くの人にアピールしないと政治的にもたないので、これをやっても得にならないから誰も言わない」と指摘。
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