キャスターの辛坊治郎が2月21日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。日本国内で現在、飼育されているジャイアントパンダとラッコの数に言及し、「ジャイアントパンダどころの騒ぎではない。
ラッコのメイ。片手でタッチ。もう一方をほおに当てているのがかわいい 撮影: 三重県鳥羽市の鳥羽水族館 2020年9月 写真提供:共同通信社
辛坊)上野動物園(東京都台東区)のジャイアントパンダ、シャンシャンが21日、中国に返還されました。各メディアは一日中、大々的に取り上げていました。しかし、ジャイアントパンダどころの騒ぎではない、衝撃的なニュースに私は接してしまいました。毎日新聞の21付夕刊6面の記事です。何と、国内で飼育されているラッコは現在、3匹しかいないと報じています。
ちなみに、ジャイアントパンダが日本国内に何頭いるかといえば、21日にシャンシャンが返還され、22日には和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」から3頭が中国へ返還されますが、それでも9頭が残ります。これに対し、ラッコはわずかに3匹ですよ。ラッコのほうがジャイアントパンダよりはるかに希少だということです。
日本の水族館ではかつて、ラッコがたくさん飼育されていました。
毎日新聞は一方で、「ただ、暗いニュースばかりではない。北海道沖で野生のラッコの姿が再び確認されるようになった」とも報じています。環境が良くなったのでしょうか。少しだけ希望の持てる話です。とはいえ、捕獲は禁じられていますから、駄目です。
そもそも今の時代、動物を檻などに入れて展示すること自体が先進国の潮流では微妙になってきています。動物園や水族館などに行けば、当たり前のように動物が見られるという状況が10年後も続いているかというと、その可能性はかなり低いかもしれません。
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