4月3日(月)元アーティスティック日本代表・青木愛がパーソナリティを務める「青木愛 スポーツ to you」(ニッポン放送・毎週金曜21:00~21:30)が放送。

ゲストはトライアスロンコーチ・中村美穂。


1986年埼玉県生まれ。4歳から競泳を始め、インターハイ、ジュニアオリンピックで優勝。大学卒業後一度引退、一般企業に就職するも病気を経験したことで『人生はスポーツによって、より豊かに彩られる』と実感。指導者としてスポーツの世界に戻り、現役アスリートとしても活動中だ。

トライアスロンコーチ・中村美穂 トライアスロンは挑戦する...の画像はこちら >>

トライアスロンは、スイム(水泳)・バイク(自転車)・ランの3種目を、この順番で1人のアスリートが連続して行う耐久競技。
中村に、最初に「トライアスロンコーチ」という仕事について教えてもらった。

中村:レースを完走することが(教え子の)皆さんの目標になっていますが、バイクを選ぶ、買うところからもサポートします。泳げない方もいらっしゃるので、泳げるようになってもらって。

青木:えっ?泳げない人がいきなりトライアスロンに挑戦、って普通思わないですよね?失礼かもしれないですけど。

中村:実は4割くらいの方が泳げないところからスタートします。

青木:そんなにいるんですか?

中村:そうなんですよ。それでバイクを乗れるようになって、怪我なく走れるようになってもらって。

3種目それぞれができるようになったら、トランジット(水泳→バイク、バイク→ランと種目を転換すること)も含めてしっかりプロデュースしてレースに送り出すのが私の仕事です。

青木:トライアスロンって過酷な印象があると思われがちですが?

中村:ただ過酷というより、トライアスロンはチャレンジすることに価値があります。普通スポーツは勝つか負けるかですが、トライアスロンはゴールしたものすべてが勝者となるスポーツなんです。

トライアスロンコーチ・中村美穂   トライアスロンは挑戦することに価値がある

中村には、さらにトライアスロンの用具についても語ってもらった。

青木:水着はトライアスロン用と競泳用で違うんですか?

中村:違います。トライアスロンは海で行う競技なので、海水でも傷まない丈夫な水着です。ちなみに私は常にビキニ。着替える時に上下セパレートなので、その上に羽織るだけで次の種目に行けます。水着が傷んでも、上だけ消耗したら上だけを変えてコーディネートも楽しめますし。

青木:自転車は選手によって違うんですか?

中村:基本的にはロードバイクやタイムトライアルバイクというものです。風の抵抗を受けないよう膝の上に肘を乗せるくらいかなり前傾姿勢になるので、上体を起こすと内臓が伸びるので内臓同士がぶつかってランの際に気持ち悪くなることもあります。そんなトライアスロン用の自転車の乗り方、走り方をお伝えする。

そしてリスクなども考えて指導する。それが私たちトライアスロンコーチのお仕事ですね。

ちなみに、ラン用シューズは足の裏からの水ハケがいいもの。スイムから始まり、頭から水をかけることもあって体が常に濡れていることが多いからだという。

トライアスロンコーチ・中村美穂   トライアスロンは挑戦することに価値がある

radikoのタイムフリーを聴く:https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20230403210000

編集部おすすめ