辛坊治郎が5月3日(水)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。岸田文雄首相が来年9月までの自民党総裁任期中に、憲法改正のための国民投票実施に強い意欲を示したことに対し、「絶対無理。

憲法改正にたどりつく可能性はゼロ」と言い切った。

憲法改正の早期実現「絶対無理。憲法改正にたどりつく可能性はゼ...の画像はこちら >>

第25回公開憲法フォーラム「-急げ、憲法に国防条項・緊急事態条項の明記を!」で、ビデオメッセージを寄せる岸田文雄首相=2023年05月03日午後、東京都千代田区平河町の砂防会館別館 写真提供:産経新聞社

岸田文雄首相は憲法記念日をむかえ、新聞社のインタビューで来年9月までの自民党総裁任期中に、憲法改正のための国民投票を実施することに強い意欲を示した。

これに対して辛坊は「絶対無理。これだけは断言できる。天地ひっくり返っても、そういうことにはならない。良い悪いは別、憲法改正すべきとか、すべきでないとかは別にして」と言及。

マスコミ報道で一般的に“改憲勢力“といわれる、自民・公明・維新・国民民主の衆議院、参議院それぞれの議席数を挙げ「絶対、提起までいかない。私がみるところ、公明が乗らない。公明党は、憲法9条の改正に関して何と言っているかというと、憲法9条は堅持。つまり、一言もいじらないと。自衛隊を明記することに関しては、自民党が提起している。これに関しては反対ではないが、自衛隊を明記するなら72条か73条に書くと。

憲法72条、73条っていったい何の条文があるところかというと、内閣総理大臣はこんなことができますとか、内閣はこんなことできますというのを定めている。でも、9条まるまるそのままにして、いくら何でも72条、73条に自衛隊を位置づけるって、ちょっと無理があるよねって誰が考えてもそう思う。そうしたら、(自衛隊の明記は)憲法9条第2項だろうと思うんだけれども、公明はそれには乗ってこないので、少なくとも来年の9月までに野党2党を巻き込んで憲法改正にたどりつく可能性はゼロです」と言い切った。

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