辛坊治郎が5月24日(水)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。YouTubeを運営する米Google(グーグル)の日本法人が、新型コロナ感染症に関する”フェイクニュース”を約1年半で100万本以上削除したというニュースについて言及。

「使い方を誤ると、言論の自由を民間企業が奪う」ことになりかねないと警鐘を鳴らした。

YouTube上の新型コロナ“ フェイクニュース”削除 「言...の画像はこちら >>

※イメージ

YouTubeを運営する米Googleの日本法人が23日、公式ブログで新型コロナ感染症に関する“フェイクニュース“を約1年半で100万本以上削除したと公表した。AI=人工知能の機械学習と人による審査で、誤った治療法や虚偽情報と認定したものを削除したという。

このニュースについて辛坊は、「私の知り合いで、何人か、まともなことを言っているんだけれども、“それってかなり異端の発言だよね“っていう発言をした人のYouTubeが、どんどん閉鎖されていった時期があった」と発言。「人工知能が、これちょっと一般論と違いますよというものを、フェイクニュースって言うんで、どんどんYouTube上で禁止していく」と述べた。

そのうえで、「これはいわば、Googleという会社が、何が正論で何が異論かというのを判断するという役割になる。使い方を誤ると、言論の自由を民間企業が奪う、異論を封じる」ということになりかねないと警鐘を鳴らした。

22日に「米国防省付近で爆発」とのフェイクニュースによって、米株式相場が暴落したという報道を挙げ「完全な嘘」は論外だとしながらも、「そういう意見もあるよねということに関して、一般論や通常唱えられている学説と違うからと言って、フェイクニュースだっていうことにはならない」とも指摘。「このニュースが、いいことのように報道されているが、結構危険なニュースだなという感覚を私はもっている」と思いを述べた。

radikoのタイムフリーを聴く:https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20230524155000

編集部おすすめ