7月16日(火)深夜放送のラジオ番組『ミューコミプラス』(ニッポン放送・毎週月−木24時~)に、JAXA宇宙科学研究所長の國中均と宇宙飛行士の金井宣茂が出演し、大きな話題を集めた“はやぶさ2”の小惑星再着陸成功の裏側について語った。

JAXAが語る“はやぶさ2”再着陸秘話「偉業達成は願掛けのお...の画像はこちら >>

2019年7月11日、小惑星探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウへの再着陸に成功したと発表したJAXA(宇宙航空研究開発機構)。

番組ではJAXAの2人に、「マクロスシリーズ」などでおなじみのクリエーターの河森正治が加わって、はやぶさ2の話で大いに盛り上がった。その中で打ち上げの前に、スタッフたちが神社で願掛けをしたエピソードが明かされた。

吉田尚記アナウンサー:はやぶさ2がリュウグウへ2回目の着陸を挑むに当たって、願掛けとかってしたんですか?

國中:はやぶさ初号器の時に、私はイオンエンジンの担当だったのですが、その中の“中和器”という部品が何度も壊れて大変なことになっていたんです。なんとか直らないかみんなで悩んでいたときに、仲間の1人がインターネットで“中和神社”って調べたら岡山県に本当にあったんです。「ここに行こう!」ってみんなで行って、そしたらはやぶさ初号器は地球に帰って来れました

吉田:へぇ~!

國中:だから、はやぶさ2の打ち上げ前も、もう1度中和神社に行ってお祈りをしてから打ちましたよ

河森:これは中和神社に行く人が増えそうですね(笑)

吉田:宇宙開発って科学の最先端なイメージがありますけど、いい意味ですごく人間くさいところがありますよね

河森:そのドラマチックさが魅力でもありますね

それ以外にも、番組では宇宙開発に関わる多くのエピソードが語られた。また、来年帰還する予定のはやぶさ2については、帰還後もまだまだ動かすことが出来るそうで、國中は「次はどこに行かせようか楽しみ」と語っていた。

<radikoタイムフリー>
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(radikoタイムフリー:放送から1週間で配信終了)
番組名:ニッポン放送「ミューコミプラス」
放送日:2019年7月16日(火)24時~24時53分
パーソナリティ:吉田尚記アナウンサー アシスタント:田所あずさ

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