辛坊治郎が5月30日(火)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。岸田文雄首相が長男の翔太郎政務担当秘書官を更迭すると表明したことに触れ、「自分の保身のために長男の将来も犠牲にするような、典型的なポピュリズム政権で最悪だと思う」と厳しく批判した。
官邸に入る岸田文雄首相の長男、岸田翔太郎氏=2023年04月05日午前、首相官邸 写真提供:産経新聞社
岸田文雄首相は29日、昨年末に公邸内で不適切な写真撮影などを行ったとして、長男の翔太郎政務担当秘書官を更迭すると表明した。
このニュースについて辛坊は「多くの人は勘違いしてませんか。官邸じゃないんだよ、公邸だよ?公邸って言うのは自宅の代わりだよ」と語り、「歴代の総理大臣の中には、公邸ってオバケも出るし住みにくいから嫌だって言って自宅(私邸)から通っていた人もいる」と言及。「公邸と官邸はつながっていて、危機管理上は本当は総理大臣は公邸に住んだ方がいい」と指摘し、過去に何度も時の総理が公邸に住まないことが国会で問題にされてきたと述べた。
そのうえで、「俺がもし総理大臣なら、公邸だよ?官邸じゃなくて自宅だよ?俺は住みたくないんだけども、危機管理上、住めって言うから、しょうがねぇから住んでやってんだよ!宴会しようが、どこで写真撮ろうが、大きなお世話だバカヤロー!って私なら言うね」と語気を強めた。
続けて「岸田政権は、そう言わないのが私はむしろたちが悪いと思う」、「岸田総理大臣って、ものすごくポピュリズム政権で、政権維持のためには何でもする」と話し、防衛予算の増額や原発再稼働は自分の強力な支持母体である党内保守派をつなぎとめるための政策だと指摘。「綿密に計算しながら、支持率と見合いながら政策を決めている」と糾弾した。
今回、更迭されたことで長男・翔太郎氏の今後の政治家生命は潰えたとも述べ、「岸田総理というのは自分の保身のために、長男の将来も犠牲にするような典型的なポピュリズム政権で最悪だと思う」と厳しく批判した。
- 2度目となるインスタグラムのライブ配信に家族と出演し、笑顔を見せる自民党の岸田文雄前政調会長(左)。右は裕子夫人、中央は長男の翔太郎さん =2021年9月20日夜、東京・赤坂 写真提供:産経新聞社
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