辛坊治郎が7月19日(水)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。中古車販売会社で明らかになった自動車の保険金不正請求問題に関連し、日本の中古車の質の高さについて語った。
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中古車販売会社による自動車の保険金不正請求問題。客の車を修理する際、わざと車を傷付けるなどして保険金を不正に請求していた。同社は調査委員会の報告書を発表し、ホームページ上で謝罪した。
これまでの人生で20台ほど車を乗り換えたうち、約半分が中古車だったという辛坊は「何が残念って、日本では中古車屋さんって、そんなに悪いイメージないはず」と述べ、「そんなにあたり悪かったよなとか、質が悪かったよなという思いはない」と日本の中古車の質の高さについて言及。
一方「世界的には、特にアメリカでは残念なことに中古車屋さんって言うと、どっちかというと“おいおい信用できないんじゃないの”っていうような扱いをされがち」と海外の中古車事情に触れ、「アメリカ人が“レモン”と聞いたときに思い出すのは、質の悪い中古車」だと指摘。「中古車というのは、外がいくらきれいに見えても、中がどうなっているかわからないし、悪いやつをつかまされると、えらい目に遭わされる」と話し、「ほかの果物に比べて、皮がむっちゃ厚く、外から見て中の状態がわからないものの代名詞」と解説した。
「アメリカにおける中古車産業というのは、日本における中古車産業のようなステータスを築いていない」とも述べ、「こんなことがあると、せっかく長年にわたって築いてきた日本の中古車のイメージ自体が、なんか傷がつく」と残念がった。
今回の事件の背景には、新規保険契約の獲得のため、一部の大手損害保険会社との結託がささやかれており、業界における構造的な問題があるとも言及した。
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