辛坊治郎が7月26日(水)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。1か月以上、動静が不明の中国・秦剛外務大臣解任について、女性問題説を否定するなど諸説に関する独自の見方を示した。
中国、米の包囲網けん制 記者会見で、飲み物を口にする中国の秦剛外相=2023年3月8日、北京(共同)
中国の全国人民代表大会(全人代)は25日、動静が約1カ月近く不明となっている秦剛・外務大臣を解任し、代わりに外交トップの王毅・共産党政治局員に兼任させると決定した。
このニュースについて辛坊は、報じられている諸説のうち女性問題説について「これが一番、信用できない説です」とキッパリ。「わざとそういう説が流されているんじゃないのかと思うのは、中国で女性でしくじってクビになった人はいない」と指摘。
秦氏は「習近平国家主席が大抜擢で外務大臣に就けた。それまでの経歴からすると、突然、外務大臣になれるようなキャリアの人でもない」としたうえで、「習近平氏のかなり息のかかった人物だけに、よけい不可解。つまり、この人物を代えるということは習近平体制にも傷がつく」と言及した。
さらに別の説として、先月20日に米バイデン大統領がカリフォルニア州での集会で、習氏を「独裁者」と述べたことに関連して「バイデンに独裁者発言をさせた責任を、誰かに取らせなきゃいけない……外務大臣じゃないか!? という説もある」と述べ、その根拠としてちょうどこの時期以降、秦氏の行方がわからなくなっていることを挙げた。
radikoのタイムフリーを聴く:https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20230726171300