地政学・戦略学者の奥山真司が1月19日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。能登半島地震について解説した。

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【能登半島地震】支援物資の拠点となっている珠洲市立健民体育館で、市内56箇所の避難所に配送する物資を準備する自衛官ら=2024年1月6日午前、石川県珠洲市(甘利慈撮影) 写真提供:産経新聞社

海外メディアが注目する災害時における日本の対応

飯田)能登半島地震についてですが、お正月の発生だったので驚きました。

奥山)警察もそうですが、お正月で自衛隊の実働部隊が手薄なところに来たのは、非常にインパクトがありました。ただ、災害派遣のことを「災派」とよく言いますが、阪神・淡路大震災の経験から、日本では着々と災派の知識が積み立てられてきました。あまりいいことではないのかも知れませんが、そういう経験が今回は活かされて、初動も含めていい動きでした。

被災後の精神的なケアまで行う日本

奥山)その後の精神的なケアまで行っているところは、海外メディアも注目しています。日頃の避難訓練など、地味なところに海外メディアが注目して報道しているのが印象的です。

飯田)そういう底力など。

奥山)社会的なまとまりですね。海外では「お互いに助け合おう」ということがあまりないので。

飯田)災害をきっかけにした略奪なども起きにくいですよね。

奥山)そこが尊敬されている部分ではあります。災害が多いのは大変ですが、現地の方には頑張って欲しいです。

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