ニッポン放送でお送りしている『NEXT STAGEへの提言』。
藤岡弘、
この番組は、日本を代表する各界の著名人が毎週登場。
1946年2月生まれ、愛媛県出身。1971年、特撮テレビドラマ「仮面ライダー」で主人公・本郷猛役を演じ、一躍ヒーローに。その後も映画「野獣狩り」で初主演、「日本沈没」、「野獣死すべし」、ハリウッド映画「SFソードキル」、大河ドラマなど数多くの作品に出演。また武道家として、あらゆる武道に精通し、日本のみならず海外にも武士道精神を発信している。
「仮面ライダー」では、藤岡自身がスタントも担当。体を張った、命懸けの撮影の中で、大ケガにも見舞われたことも。
藤岡:生死をさまよう事故でした。まさかそんなこと起こると思ってなかったんですけど、自分は真剣に取り組んではいたけど、未熟が故に起きたことだと思うんですが。そこで天は我を見捨てるじゃないですが、心臓と、この頭だけは守られてたんですよね。
その後、奇跡の復活を遂げる藤岡だが、リハビリは想像を絶するものだったという。
藤岡:毎夜、病院でみんな寝静まった後、夜中起きて、屈伸しました。下は、汗でびしょびしょですよ。だからよく、「おねしょしたんですか?」なんて言われるぐらい、汗をかきました。(リハビリを担当してくれたのが)立派な先生でね。僕が松葉杖をついたら(先生に)取られちゃって。「そのまま歩け」って。これはもう、親の愛ですよね。
最後に、次の世代に向けて提言を伺った。
藤岡:何が起きてもおかしくない、この世界観、時代ですよ。どの民族もサバイバルですよね。国家も、企業も、組織も、団体も、家族も、個人も……。やっぱり人生は冒険のためだと思う。そして、どの民族も危機センサーを振り立たせながら生き抜く。