主役はあなたより腕時計昔から靴と時計はいいものを買えとよく言われてきたものです。確かに高いものはいいですし、それなりに長持ちはするでしょう。
しかし物には限度というものがあります。果たして若者に高級時計や高級靴が似合うでしょうか?
私の周りの仕事仲間にも高級時計をしている人がおりましたが、その人は車を買うよりは安いからと言っておりました。人それぞれの価値観ですし、自分の給料をどう使おうが勝手なのでしょうが、正直、腕時計だけ浮いておりました。まるで、入学したての一年生が背負っているランドセルのようです。
まずその人に合った時計を選ぶという前に、その人の重みに合った時計を選ぶというのが、理想だと感じます。
安くていいものを。これこそできるやついくら時計はいいものをとはいえ、数十万円も腕時計を普通の会社員がするのは分不相応かと。しかも一点豪華主義といいつつ高いものを買う人は、せっかくのいいものを長く使うのではなく、意外と短いスパンで買い替えている人も多いようです。これだと、単なる目立ちたがり屋ですね。
靴や時計だと目立ちにくいので、ついつい数十万円の物を買ってしまうのかもしれませんが、これを車に例えると、ベンツやBMW、レクサス。一点豪華主義とはいえ普通のサラリーマンで高級車、これはいくらなんでも引いてしまいますね。
でも靴や時計だって同じなのですよ。全体的な値段が車より安いからといっても、その類の中では高級品なのですから。
鞄や服だって同じ。欧米では、高級品を身に付けるのは基本セレブリティだけのようです。セレブぽい見た目と、セレブとは似て非なるものです。
日本人はブランドに弱いです。しかし、ブランド品よりも機能性やその他で優れた商品はいくらでもあります。それを選ぶ人こそが、物を見る目があるというのです。
家電量販電で売っている時計。これ、外国人も喜ぶほど立派に出来ています。
分相応をわきまえて分相応で人柄、身の丈に合ったおしゃれを。
一点豪華主義だかで、あまりに高いものを身に着けていると、浮いて見えるでしょうし、少しおバカに見えているということもお忘れなく。
photo by Pinterest