BS12トゥエルビ〈日曜アニメ劇場〉の『劇場版マクロスF』2部作が連続放送、3月19日(日)19時から後編『劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~』が放送される。
TVシリーズを再構築した前編『劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~』に続き、新規映像&完全オリジナルストーリーで描かれる衝撃のストーリー。
アルト、シェリル、ランカの三角関係にも決着が!?

>>>シェリル&ランカの熱いライブを見逃すな!『サヨナラノツバサ』名場面を見る(写真13点)

重機甲生命体・バジュラによる、フロンティア船団襲撃から3ヵ月後。
二人の歌姫――シェリル・ノームとランカ・リーは体内にフォールド波を放つ ”フォールド細菌” を宿しており、その歌声がバジュラの活動に影響を与えるという事実が明らかになった。生まれつき細菌と共生関係にあったランカはスターへの階段を駆け上がっていくが、免疫を持たないシェリルは日に日に死の病に蝕まれていく。

そんな中、ギャラクシー船団政府のバジュラを利用したフロンティア征服計画が明るみに出て、それを手引きした容疑でシェリルは投獄されてしまう。
シェリルの身を案じる早乙女アルトは、バジュラの秘密に関わる策謀を察知したS.M.S.の仲間たちとともに、シェリルの救出に向かうが……。
『劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜』シェリルとランカ、究極の選択の結末【日曜アニメ劇場】
『劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜』シェリルとランカ、究極の選択の結末【日曜アニメ劇場】

物語が進むごとに複雑に入り乱れていく、バジュラの秘密を狙う者たちの野心や謀略。
そこにマクロスならではの魅力的な〈歌〉とスピーディーな〈戦闘〉、そしてアルト・シェリル・ランカの繊細な〈三角関係〉が絡み合うことで、スリリングかつ濃厚なストーリーが繰り広げられる。
二転三転する状況に翻弄され、胸を締め付けられるようなドラマに感情を揺り動かされーーまるでジェットコースターに乗っているかのような快感が味わえるのが、この『サヨナラノツバサ』の大きな魅力だ
『劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜』シェリルとランカ、究極の選択の結末【日曜アニメ劇場】
『劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜』シェリルとランカ、究極の選択の結末【日曜アニメ劇場】

(C)2011 BIGWEST/MACROSS F PROJECT

●〈歌〉と〈戦闘〉と〈三角関係〉の究極の融合●
本作の最大の見どころは、なんといってもクライマックスの最終決戦。
ランカ自身が初めて作詞したという設定(実際の作詞はGabriela Robin)の新曲『放課後オーバーフロウ』や、同じくシェリルとランカのデュエットが熱い新曲『サヨナラノツバサ~the end of triangle』などのライブシーンが、前編以上に研ぎ澄まされた3DCGのメカアクションと融合する戦闘シーンは大迫力。
思わず「これぞマクロス!」と言いたくなるほどの、極上のエンタテインメント映像だ。

そしてアルト、シェリル・ランカの関係にひとつの決着がつけられるのも、本作の注目ポイント。
TVシリーズでは三人の ”これから” を予感させる爽やかな結末が描かれたが、『サヨナラノツバサ』では主人公・アルトによる ”選択” が描かれる。

美しく、強く、しかしその奥には繊細な心を隠していたシェリル。
明るく可憐で、常に前向きなランカ。
どちらもアルトにとって、大切な存在であることは間違いない。

ちなみに、やはりダブルヒロインとの三角関係を描いたマクロスシリーズ第1作『超時空要塞マクロス』では、主人公の一条輝は最終的に、憧れのアイドルであるリン・ミンメイではなく、同じ軍人として共に窮地をくぐり抜けた早瀬美沙を選び、続く劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』(84年)も同じ選択が描かれていた。
魅力的な二人の狭間で、アルトが下す決断とは?
多くのファンの心を捉えた、宇宙を揺るがす三角関係の行く末をぜひその目で確かめてみてほしい。

ちなみに本作が公開されてから10年後の2021年には、”その後” のストーリーを描いた『劇場短編マクロスF~時の迷宮~』(原作・脚本・監督・絵コンテ/河森正治)が制作された。
今回の放送で『マクロスF』の世界に魅了された人は、チェックしてみてはいかがだろうか。
『劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜』シェリルとランカ、究極の選択の結末【日曜アニメ劇場】

(C)2011 BIGWEST/MACROSS F PROJECT