ドラゴンボール』『Dr.スランプ』などの作品で知られる漫画家・鳥山明さんが2024年3月1日、急性硬膜化血腫によって逝去したことが株式会社バードスタジオ、株式会社カプセルコーポレーション・トーキョーの連名で発表された。
享年68。

葬儀は近親者のみで執り行われた。

>>>アニメ最新作『ドラゴンボールDAIMA』鳥山明イラストを見る(写真8点)

鳥山さんは1955年生まれ、愛知県出身。工業高校デザイン科卒業後、広告代理店名古屋支社で3年勤務。その後「週刊少年ジャンプ」に投稿を始め、週刊少年ジャンプ1978年52号掲載の短編『ワンダー・アイランド』でプロ漫画家としてデビュー。
1980年よりスタートした初連載作品『Dr.スランプ』は、ペンギン村に住む発明家・則巻千兵衛と、千兵衛が作った女の子型ロボット「則巻アラレ」のお騒がせな日常を描いたギャグ漫画として瞬く間に人気を獲得、翌1981年にはTVアニメ化され、「んちゃ!」「うほほーい」といった「アラレ語」も流行するなど一大ブームを巻き起こした。

1984年からは『ドラゴンボール』の連載がスタート、「週刊少年ジャンプ」の看板作品として約11年に渡るロングラン連載に。
連載中の1986年にはTVアニメ化され、『ドラゴンボールZ』(1989~1996年)、『ドラゴンボールGT』(1996~1997年)、『ドラゴンボール改』(2009~2011年・2014~2015年)、『ドラゴンボール超』(2015~2018年)とシリーズ化。劇場アニメも21作制作されるなど、今なお世界中を熱狂させ続ける人気タイトルとなっている。

一方で、ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズなどのゲームやマスコットのキャラクター、またプラモデルなどのイラスト・デザインなども手掛けるなど、多彩に活躍。
2024年には2023年公開の劇場アニメを基にした『SAND LAND: THE SERIES』、自身がストーリー・設定・デザインなどで関わる新作アニメ『ドラゴンボールDAIMA』がそれぞれ配信&放送予定となっていた。

謹んでご冥福をお祈りします。