2020年4月16日、声優藤原啓治さんが4月12日に癌のため逝去されていたことが発表されました。この訃報を受けて大勢のファン、藤原さんが野原ひろし役で参加していた『クレヨンしんちゃん』、トニー・スターク(アイアンマン)役で参加していた映画『アベンジャーズ』、そして野原しんのすけ役の小林由美子さんをはじめとする声優仲間から、悲しみの声が上がっています。


藤原啓治さんは、『クレヨンしんちゃん』野原ひろし役、映画『アベンジャーズ』『アイアンマン』トニー・スターク役、ゲーム『ファイナルファンタジーVII リメイク』レノ役などで知られる国民的男性声優
4月16日に藤原さんが代表を務める声優事務所AIR AGENCYの公式サイトにて「癌のためかねてより闘病中のところ令和2年4月12日満55歳で逝去いたしました」と発表されました。

藤原さんの訃報を受け、『クレヨンしんちゃん』公式サイトでは「1992年の放送当初から2016年8月までの24年間、野原ひろしの声優を務めていただいた、藤原啓治さんが逝去されました。いつも優しく、ここぞという時に男らしい野原一家の大黒柱・ひろしを演じてくださった藤原啓治さんのご冥福を心からお祈りいたします」とコメントを掲載。

映画『アベンジャーズ』公式Twitterは、「アイアンマン/トニー・スタークの日本語版声優として活躍された藤原啓治さんが逝去されました。世界中で愛される人間味豊かなヒーローに、日本語で生命を吹き込んでくださった藤原さん。
心からの感謝と哀悼の意を表します」と綴っています。

小林由美子さんは「藤原啓治さん……ショックです…なんで声優界の宝をこんなに早く…初めて外画の吹き替えでご一緒した時、その芝居に最高に痺れ、その後の飲みの席に同行させて頂き、色々ウザく話を聞く私に嫌な顔一つせず答えてくれた事が思い出されました……心よりご冥福をお祈りします」と思い出を振り返り、そのほかにも緒方恵美さん、梶裕貴さん、竹達彩奈さん、小山剛志さん、富田美優さん、小野賢章さんら、大勢の声優仲間が藤原さんを偲びました。

また、ファンからも「俺たちの父親が…」「大切な事はいつもとーちゃんが教えてくれた!藤原啓治さん 私たちはみんなあなたの子供でした!」「藤原啓治さんは俺たちの永遠の野原ひろしです」「いつまでもかっこいい野原一家の大黒柱」「足が臭くても給料が安くても家のローンが32年残っても好きです」「野原ひろしはいつでも最高のお父さんです」「藤原さん、3000回愛してる」「WE LOVE YOU 3000」「3000回、愛してます ありがとうございました」といった声が続々と上がっています。