日本では毎クール大量のアニメが放送されていますが、そのラインアップを支えているのが豊富なマンガです。

2023年秋アニメでは『葬送のフリーレン』や『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』、『星屑テレパス』など、さまざまな作品が映像化されており、今後放送予定のタイトルもマンガ原作が多くを占めています。


そこでアニメ!アニメ!では、2023年上半期に引き続き「アニメ化してほしいマンガは?(2023年下半期)」と題した読者アンケートを実施しました。

まだアニメ化されていない作品・アニメ化が決定していない作品を対象とし、連載が続いている未完結作品部門と、すでに最終回を迎えた完結作品部門の2部門に分けました。
11月28日から12月5日までのアンケート期間中に432人から回答を得ました。男女比は男性約25パーセント、女性約70パーセント、無回答が約5パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約50パーセント、20代が約15パーセントと若年層が中心でした。
本記事では完結作品部門の結果を発表します。


■ここ数年完結したマンガが上位にランクイン!

第1位

1位は『タコピーの原罪』。支持率は約7パーセントでした。

『タコピーの原罪』は「少年ジャンプ+」にて2021年12月から2022年3月まで連載。地球にやってきたハッピー星人のタコピーが小学生の久世しずかと出会い、不思議な道具を使って彼女を幸せにしようとするストーリーです。

「可愛らしいタッチの絵からまったく想像ができないストーリーに驚愕しました。ボイスコミックも制作された話題作ですが、無垢なタコピーの声をアニメでも聞きたいから」や「見た目はキュートだけど中身はハードな『タコピー』は若い人たちが好きそうな内容だし、上下巻なので1クールアニメにちょうどいいと思う」とショッキングな展開に驚いたという読者から支持を集めています。


第2位

2位は『破壊神マグちゃん』。支持率は約6パーセントでした。

『破壊神マグちゃん』は「週刊少年ジャンプ」で2020年から2022年まで連載。現代に復活した伝説の破壊神マグ=メヌエクをめぐる日常コメディとなっています。
「タコのような見た目のマグちゃんがムニムニと動く姿を見てみたい」や「オカルト系と日常系を組み合わせた絶妙な匙加減が面白く、ほのぼのコメディに毎週癒されていました。作中に登場する邪神たちも愛らしいのでグッズ化しやすいですし」、「永遠の存在である邪神たちと、刹那の存在である人間の出会いは何をもたらすのか……。
そんな命題も奥に潜んでいる珠玉の名作です」と一風変わったキャラや心温まるストーリーが人気でした。

第3位

3位は『PPPPPP』。支持率は約4パーセントでした。

『PPPPPP』は「週刊少年ジャンプ」で2021年から2023年まで連載。天才ピアニストの息子ながら、才能を受け継がなかった主人公・ラッキーを描いた音楽マンガです。「ピアノの演奏シーンを音付きで楽しみたい」や「ピアニストが主人公のマンガはこれまでもアニメ化されてきたし、音が付くことでもっと魅力が膨らむ作品だと思うから」と音楽をテーマにした作品ならではのコメントが届いています。


■そのほかのコメントをご紹介!

神さまの言うとおり』には「高校生たちが不条理なデスゲームに巻き込まれるサバイバルホラー。キャラクターの心理描写が深く描かれていて読んでいて何度も涙しました。原作者の金城宗幸先生は『ブルーロック』も手がけていて、今勢いに乗っています」。
『パパと親父のウチご飯』には「シングルファーザー2人が子育てをしながら料理を通じて成長していく姿が素敵だし、作中のレシピ通りに料理を作ると間違いなく美味しいので」。

『ウチの使い魔がすみません』には「悪魔族の少女の使い魔が人間で、しかもただのオッサンというのが面白い。でもオッサンは人間なのに最強で、魔物もドン引きするくらい魔物マニア。
旅をしていく中でだんだんスケールが大きな話になっていきます」。
『微妙に優しいいじめっ子』には「内山昂輝さんと斉藤壮馬さんのボイスコミックのおかげで、このマンガに出会えました。短編集のようにテンポ良く進んでいく掛け合いが面白く、地味な田村くんと不良の木崎くんのほのぼのした友情をアニメでも見られたら嬉しいです」とボイスコミックがきっかけで作品を知ったという読者からの投票もありました。

今回のアンケートでもSFやコメディ、ファンタジーなど幅広いジャンルの作品に投票がありました。またトップ5はどれもここ数年で完結した作品となっており、連載終了後も人気の冷めないタイトルが揃っています。

■ランキングトップ10

[アニメ化してほしいマンガは?【完結作品編】2023年下半期版]
1位 『タコピーの原罪』
2位 『破壊神マグちゃん』
3位 『PPPPPP』
4位 『ある日、お姫様になってしまった件について』
4位 『幸色のワンルーム』
6位 『神さまの言うとおり』
6位 『なまいきざかり。

8位 『ハリガネサービス』
9位 『ウソツキ!ゴクオーくん』
9位 『乙女ゲー転送、俺がヒロインで救世主!?』
9位 『氷の城壁』
9位 『コレットは死ぬことにした』
9位 『スティール・ボール・ラン
9位 『天使とアクト!!』
9位 『転生吸血鬼さんはお昼寝がしたい~Please take care of me.』

(回答期間:2023年11月28日~12月5日)

■ランキングトップ20

[アニメ化してほしいマンガは?【完結作品編】2023年下半期版]
1位 『タコピーの原罪』
2位 『破壊神マグちゃん』
3位 『PPPPPP』
4位 『ある日、お姫様になってしまった件について』
4位 『幸色のワンルーム』
6位 『神さまの言うとおり』
6位 『なまいきざかり。』
8位 『ハリガネサービス』
9位 『ウソツキ!ゴクオーくん』
9位 『乙女ゲー転送、俺がヒロインで救世主!?』
9位 『氷の城壁』
9位 『コレットは死ぬことにした』
9位 『スティール・ボール・ラン』
9位 『天使とアクト!!』
9位 『転生吸血鬼さんはお昼寝がしたい~Please take care of me.』
16位 『悪役令嬢は、庶民に嫁ぎたい!!』
16位 『いじめるヤバイ奴』
16位 『猫娘症候群』
16位 『からかい上手の元高木さん』
16位 『カラダ探し』
16位 『KEYMAN THE HAND OF JUDGMENT』
16位 『鬼太郎対悪魔くん
16位 『機動戦士クロスボーン・ガンダム』
16位 『銀狼ブラッドボーン』
16位 『高校生家族』
16位 『四十七大戦』
16位 『チーム・フェニックス』
16位 『デッドプール:SAMURAI』
16位 『ハイパーインフレーション』

(回答期間:2023年11月28日~12月5日)

※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。