アニメを彩る主題歌の数々。2023年も作品の世界観を反映させた名曲が次々と登場し、ファンの心をつかみました。
なかにはアニメの枠を超え、国民的ヒットとなった主題歌も。あなたにとって、もっとも気に入ったのはどの曲でしたか?

アニメ!アニメ!では年末恒例のアニメ総選挙を実施。
「一番好きな主題歌は?」と題したアンケートでは、OPとED、各1曲を挙げてもらい、12月7日から12月14日までの期間中に196票の回答が寄せられました。
男女比は男性27.6%、女性65.3%、無回答7.1%と女性が多め。年齢層は19歳までが48.5%と約半数を占めました。次いで20~24歳が14.8%、25~29歳と30~34歳が各7.7%です。


本稿では「ED編」の結果を発表します!

上位3位がOP編と同じ作品に!
第1位
1位に輝いたのは『文豪ストレイドッグス(第5シーズン)』のED、「軌跡」(ラックライフ)。支持率は14.3%でした。

第5シーズンのEDを担当したのは、これまで何度も『文豪ストレイドッグス』の主題歌を手がけてきたラックライフ。ファンも「毎シーズン抜擢されておりアニメの世界観にぴったり」と感じていました。

歌詞の仕掛けに感動したファンからの投票も多数。
「今までの『文スト』タイアップの曲名を歌詞の最後に入れていて感動しました!」、「これまでのEDが歌詞に散りばめられていて泣きました」、「過去の『文豪ストレイドッグス』のED曲を感じることができて最高」と、何度もEDを担当したラックライフならではの1曲です。


第2位
2位は『呪術廻戦 懐玉・玉折』の「燈」(崎山蒼志)。支持率は9.7%です。

五条悟と夏油傑の学生時代を描いた『懐玉・玉折』編。五条の心情が色濃く反映されていたOPとは対照的に、EDでは夏油傑を思わせる歌詞や切ない曲調が注目を集めました。

投票したファンからは「切ない夏が全部詰まっている」、「夏油の心情が歌詞になっていてよかった」、「もし、夏油が五条に相談することができていたらと思わずにはいられないです。映画で言っていたように、決して高専の人間まで憎かったわけではないのだから」などのコメントが寄せられています。


また、「OPとはまた違う視点の歌詞と、映像でみんなが仲良くしている感じがとても好きです!」と、ED映像もファンの心に響きました。

第3位
3位は『【推しの子】』の「メフィスト」(女王蜂)。支持率は7.7%です。

ストリングスのゆったりとした音色から、激しい曲調に切り替わっていくイントロも印象的な楽曲。各話の終わり方に合わせて、曲の冒頭から流したり途中から使ったりと、こだわりを感じさせる演出もSNSで話題となりました。

ファンからは「雰囲気が好き」、「アイの死後の心境のような感じがある」などの投票理由が。
激しい感情と切なさを内包した曲調や、登場人物たちを思わせる歌詞も好評です。

なんと2023年は1~3位まで、OP編とED編の順位が同じに!
作品の幕開けから最後の1音に至るまで、ファンの心をつかんで離しませんでした。

■そのほかのコメントをご紹介!

10年の時を経てアニメの完結を迎えた『進撃の巨人 The Final Season 完結編(後編)』のED、「二千年... 若しくは... 二万年後の君へ・・・」(Linked Horizon)は4位にランクイン。エレン役の梶裕貴さんとミカサ役の石川由依さんも歌唱に参加した楽曲です。

「『進撃の巨人』の最後にふさわしい素晴らしい曲だった」、「ミカサのエレンを想う気持ちがアニメとシンクロしていて、シリーズの最後を飾るのにふさわしい曲でした。過去の『進撃の巨人』楽曲のフレーズも使われていて、感動しました」など、長い長い戦いの最後に花を添えた1曲でした。


7位には『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』の「小さな恋のうた」(椎名真昼 CV.石見舞菜香)がランクイン。2001年にリリースされたMONGOL800の楽曲を、椎名真昼がカバーしています。

「有名なこの曲を真昼が歌うことによって、原曲とはまた違う良さがありました。かわいらしく透き通った歌声で優しい印象になりました」、「優しい歌声が、子守歌のように安心感と癒やしをくれた」、「優しく癒される声が非常によかった」など、心が和んだファンからの票が集まりました。

天国大魔境』の「誰も彼も何処も何も知らない」(ASOBI同盟)に投票した人も。つぶやくような冒頭のフレーズが印象的な1曲です。

「温かみのある低音のとくみくすさんと、華やかできらきらした歌声のりみーさん。お2人の重なった声が本当に美しくて、毎回EDまでしっかり視聴していました」と、ファンも本編と併せて楽しんでいました。

次週を待ち遠しく思う気持ちをさらにかき立てたり、美しい幕引きを感じさせてくれたりと、重要な役割を果たすED。2024年もアニメに寄り添った名曲が生まれるのではないかと、期待が止まりません!

■ランキングトップ10
【2023年一番好きなEDは?】
1位 『文豪ストレイドッグス(第5シーズン)』「軌跡」ラックライフ
2位 『呪術廻戦 懐玉・玉折』「燈」崎山蒼志
3位 『【推しの子】』「メフィスト」女王蜂
4位 『進撃の巨人 The Final Season 完結編(後編)』「二千年... 若しくは... 二万年後の君へ・・・」Linked Horizon
5位 『おでかけ子ザメ』「よりみち」子ザメちゃん(CV.花澤香菜
6位 『ダークギャザリング』「インタリオ」花澤香菜 
7位 『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』「小さな恋のうた」椎名真昼 (CV.石見舞菜香)
7位 『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』「傷つけど、愛してる。」ツユ
9位 『SPY×FAMILY Season2』「トドメの一撃」Vaundy feat.Cory Wong
10位 『ウマ娘 プリティーダービー Season3』「アコガレChallenge Dash!!」歌:キタサンブラック (CV.矢野妃菜喜)、スペシャルウィーク(CV.和氣あず未)、サイレンススズカ (CV.高野麻里佳)、トウカイテイオー (CV.Machico)、ウオッカ (CV.大橋彩香)、ダイワスカーレット(CV.木村千咲)、ゴールドシップ (CV.上田 瞳)、メジロマックイーン (CV.大西沙織
10位 『五等分の花嫁∽』「たからもの」中野家の五つ子(花澤香菜・竹達彩奈・伊藤美来・佐倉綾音水瀬いのり
10位 『機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2』「Red:birthmark」アイナ・ジ・エンド

(回答期間:2023年12月7日~12月14日)

※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。