
そうか、こういう時に使う言葉だったのか! いまあらためて実感した視聴者も多かったようだ。
10月4日に放送予定だったNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」第2回の放送が、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受けた緊急ニュースにより中止に。
視聴者からは≪ミサイルなんて #舞いあがれ させるな!≫などと、ドラマのタイトルにちなんだリプが続出。今回の弾道ミサイル発射では飛行中の航空機に対する被害も心配されたことから、パイロットを目指すヒロインを描く「舞いあがれ!」のファンとしては、さらなる憤りを感じる形となった。
そんな放送中止を巡っては、こんな声も各所からあがっていたというのである。
「ネット上では『あきさみよー!』との声が続出していました。これは驚いた時などに思わず口にする《あれまあ!》《なんてこった!》といった意味の沖縄弁ですが、朝ドラファンにとっては前作の『ちむどんどん』にてヒロインの暢子(黒島結菜)や長男の賢秀(竜星涼)らが口にしていたことでおなじみのセリフ。その言葉がつい、口をついて飛び出していたようです」(テレビ誌ライター)

その「ちむどんどん」放送中には、暢子らがあまりにも「あきさみよー!」を連発することから、本来の意味はさておき、この単語そのものに不快感を抱く視聴者も少なくなかった。沖縄弁話者からも≪こんなにしょっちゅう言ったりはしない≫との苦言が呈されていたものだ。
だが今回の弾道ミサイル発射と朝ドラ放送中止の報を受けて、まさに「あきさみよー!」という想いを抱いた視聴者も少なくなかった様子。それこそ≪こういう時に「あきさみよー」って言うのか≫と実感した人も多かったことだろう。
「功罪相半ばしていた『ちむどんどん』ですが、少なくても『あきさみよー』という単語の知名度を大きく上昇させたことは確実。ともあれ弾道ミサイル発射という暴挙に関しては《このぽってかす!》と罵倒の言葉を口にしたい人たちも少なくないことでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
なお中止になった第2回は、翌10月5日に放送されることがNHKからアナウンスされている。