自動車メーカードイツ御三家のひとつ「アウディ」。その中で、最近街でよく見かけるのがコンパクトSUVの「Q2」ではないでしょうか。
アウディ最小SUVはお買い得かも!?
ゆみちぃ部長とアウディの出会いは、約1年前の「e-Tron」にさかのぼります。アウディのEVに触れ、その乗り心地、快適さ、何より静けさとパワーに感動したゆみちぃ部長。ですが「このクルマ、大きすぎますよ! あと1000万円って何ですか?」と文句のひとつやふたつ言わずにはいられないお年頃。最後に「次にアウディに乗る時は、現実的なクルマを持ってきて下さい」と、配車担当兼写真係兼書紀の部員Kに言い放ったのでありました。
ならばということでご用意したのが、アウディ最小のSUVであるQ2というわけです。大きさは全長4200×全幅1795×全高1520mm。大きさ的には、A3ハッチバックのSUV版という印象です。お値段は412万円からで、現実的な大きさとプライスに収まっています。
ということで、普通のアウディを目の前に「このドヤ感のあるグリルにLEDヘッドライト、カッコいいです!」と満足げ。「でも、もう少しフロントグリルに金属感があるといいですね」というわけで、やっぱり注文の多いお年頃。MINIのような丸いクルマがお好みとのことで、角張ったデザインのクルマはどうなんだろうと思ったのですが、「近未来的でいいじゃないですか」と気に入ったようです。
自動車部員的に気になるのはパワートレイン。
たくさんの荷物が載り、収納も豊富
コンパクトと侮ることなかれ!
ゆみちぃ部長にとってラゲッジは重要なポイント。ラゲッジスペースの容量は405リットルと、国産コンパクトSUVよりも大容量。後席を倒すと1050リットルにまで拡大します。これだけあれば、十分すぎますね。しかも段差がないのも◎。
ちなみに「寝るのは難しいですね」とのこと。ただ、プライバシートレイが着脱式で、これを取り外した場合の置き場所には困るかも。最近、他社でみかけるようになった「ロールカーテン式」だったりすると良いと感じました。
カジュアルだけど高級感がないわけではない
室内はスポーティーさとカジュアルを上手く同居させたもの。「アウディというと高級車のイメージがありますけれど、意外とフレンドリーな雰囲気ですね。メーターパネルの液晶ディスプレイにナビが出るとかは、かなり先進性を覚えます」とのこと。
車内であろうと、USBをチェックするのがアスキー流。ですがセンターコンソールには1系統しかなく、そしてスマホトレイがないのはちょっと不満を覚えます。今どきスマホは複数台持ちが当たり前になりつつありますし、モバイルバッテリーもありますから「USB端子はあればあるほどうれしい」のが本音。さらに言えば、ノートパソコンも充電したいから100WPD出力だと有り難いのですが。
後席はちょっと狭め。「でもコンパクトカーと比べると足元が広いと思います」と、実用性のあるリアシートに仕上げられています。
走りはアウディらしい上品なスポーティーさ
走行モードはエコ、コンフォート、AUTO、ダイナミック、インディビジュアルの5種類。まずはAUTOにして走行開始です。開口一番「今どきのクルマにしては、結構音がしますね」と、音が耳についた様子。それもそのハズ、部長は「クルマは静かであればあるほど良い」という御仁。ましてやEVを知ってしまった今、ハイブリッド車ですら満足できない耳の持ち主になってしまったのです。
音の問題はほかにもあって、ロードノイズをやや大きめに感じる様子。「静粛性に関しては、国産車の方が静かかもしれませんね」と辛口です。一方で気に入ったのは乗り心地。「ドイツのクルマだから、足が硬いのかなって思っていたのですが、そんなことはないんですね。以前、ほぼすべてのMINIに乗りましたけど、全然違いますね。あちらは重厚感というか、接地感がある反面、軽やかさは薄いのですが、アウディは接地感はそこそこに、軽やかさがありますね。
それゆえ「日本車に似ているから、日本にピッタリ」という部長。サイズ感と相まって「このクルマ、いいかもしれませんね」。ですが、スポーツモードにすると豹変。ホットハッチっぽい世界観となります。「ガンガン進みますね。それにステアリングがすごく重くなりました」との評。「運転が好きな人は、このモードが楽しいと思うでしょうけれど、私はコンフォートかAUTOの方が好みですね」ということで、AUTOに戻すことになりました。
「アウディっていいな、というのと、できればこうしてほしい、という要望2つがありました」と語るゆみちぃ部長。「あのe-Tronが良すぎたんですよ。だから、Q2はエンジンじゃなくてEVならイイなと。
そして「今度はアウディらしい普通のアウディを体験してみたい」とおねだり部長。配車係は「何かないかな」と、夜な夜なアウディの広報車リストをチェックしている次第です。
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寺坂ユミ(てらさかゆみ)プロフィール
1月29日愛知県名古屋市生まれ。趣味は映画鑑賞。志倉千代丸と桃井はるこがプロデュースする学院型ガールズ・ボーカルユニット「純情のアフィリア」に10期生として加入。また「カードファイト!! ヴァンガード」の大規模大会におけるアシスタント「VANGIRLS」としても活躍する。運転免許取得してから上京後は一切運転していないが、最近ペーパードライバーを脱出。こだわりが強く興味を抱くとのめりこむタイプであることから、お気に入りの1台を探す予定。











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