ヨドバシカメラは6月15日、自社の会員制クレジットカード「ゴールドポイントカード・プラス」で決済すれば、支払い金額の最大20%を還元するキャンペーンをスタートした。注目したいのは、その上限金額。
今回のキャンペーンは、高額商品であればあるほどメリットがある。そこで比較に選んだのは、ドラム式洗濯乾燥機。先月、10年近く使用していたものが故障し、ちょうど買い替えを検討していた。せっかくなので少し値は張るがデザインの評判が高いパナソニックの「Cuble NA-VG1300」を狙ってみた。ちなみに当日の価格.comの最安値は税込19万2500円。
できるなら、これを下回る価格で購入したいところ。なお、今回の検証は自腹企画ということもあり、値下げ交渉を行った。最終価格が担当してくれた販売員の裁量に、若干は左右されていることをご了承いただきたい。
●予想を下回る価格を提示してきたビックカメラとヤマダ電機
まず、訪問したのは「ビックカメラ新宿西口店」。まっすぐドラム式洗濯乾燥機コーナーに向かうと、お目当てのCuble NA-VG1300があった。税込価格は22万4640円。通常の10%ポイント還元に加えて、買い替えキャンペーン(5000円割引)を実施しており、付与されるポイントを引くと19万7176円になる。価格.comの最安値までもう少し。販売員に値下げ交渉をしてみたところ、ポイント還元前で21万円まで頑張ってくれた。つまり、10%還元を考慮すれば18万9000円。正直、かなり満足する金額で即決しそうになったが、本来の目的を思い出し、次は「LABI新宿東口館」に向かった。
LABI新宿東口館にもCuble NA-VG1300があった。が、設定価格にかなり驚いた。税込価格は30万7444円。単純に比較すると、先ほどのビックカメラより8万2804円高い。
価格.comとビックカメラの価格より下げることは可能か聞くと、販売員は「少し相談させてください」と言って、バックヤードに下がった。しばらくして戻ってきて提示した金額は「税込19万8000円」。ここから還元されるポイントを差し引くと17万7834円となり、現時点での最安価格になる。正直、ここまで下げられるなら最初の設定価格はなんなのかとは思うが、それでもしっかり他店に対抗できるあたりはさすがだ。
●いよいよ本命のヨドバシカメラ、果たして最終価格は?
正直、ビックカメラとヤマダ電機で提示された価格が予想より低くて心が揺れたが、気を引き締めて本命の「ヨドバシカメラ 新宿西口店」に向かった。まずはCuble NA-VG1300の現在の価格をチェック。税込は22万4640円。奇しくも最初に訪問したビックカメラと全く同じ価格だ。しかも、買い替えキャンペーンで5000円引き、10%ポイント還元まで同じで、キャンペーンポイントを計算しない価格は19万7176円。
これに「ゴールドポイントカード・プラス」で決済した場合に付与される1%とキャンペーンの9%を足した20%還元で再度計算すると、税込価格は18万5202円。
続いて、販売員との交渉だ。今回はポイント還元率が高いこともあり、値下げは難しいと思ったが、案外すんなり応じてくれた。他社の状況などを伝えて、最終的に提示された価格は「税込21万3000円」。買い替え割引と還元されるポイントを引いた最終的な価格は「税込16万5400円」で、文句なしの最安価格。購入を即決した。
ちなみに、記者は今回の20%還元キャンペーンの対象となる「ゴールドポイントカード・プラス」を所有しておらず、今回新規で発行した。即日発効のシステムがあるので、身分証明書を提出し、簡単な簡易審査をクリアすれば当日中に仮カードを受け取れる。
受取は即日だが、この仮カードには有効期限があり、1週間しか使用できない。有効期限を過ぎると、本カードが発行されるまで待たなくてはならない。担当者によると、キャンペーン期間中に本カードが到着しない可能性が高いので、買い物は仮カードで1週間以内に済ませること勧められた。
最終的な結論としていえるのは、「ヨドバシカメラの20%還元キャンペーンの利用価値は高い。
また、クレジットカードの当日発行はありがたいが、待ち時間もそれなりにかかる。記者は日曜日の14時に登録の手続きを開始して、最終的に発行されたのは14時45分だった。そして、当然ながら審査は全ての人がクリアできるわけではない。順番待ちをしていると、審査に通らず肩を落として去っていく人を何人か見かけた。ポイントの付与時期にも気をつけたい。通常の10%分は即日付与されるが、クレジットカード決済分の1%は翌月に、キャンペーン分の9%は8月に付与される。もし今回のキャンペーンを利用するならば、これらの注意点はぜひ頭に入れておいてほしい。
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他社と同様のキャンペーンでは、1回の決済で還元されるポイントは1000~2000円と低く設定されているが、ヨドバシカメラは破格の3万ポイント。しかも、これは通常時から付与されている10%とクレジット決済で付与される1%を除く、今回のキャンペーンで追加される9%のみにかかる上限なので、実質33万円程度の買い物まで最大限の恩恵を受けられる。果たして、どれくらいの価格インパクトがあるのか。東京・新宿の家電量販店3店舗を回り、比較してみた。
今回のキャンペーンは、高額商品であればあるほどメリットがある。そこで比較に選んだのは、ドラム式洗濯乾燥機。先月、10年近く使用していたものが故障し、ちょうど買い替えを検討していた。せっかくなので少し値は張るがデザインの評判が高いパナソニックの「Cuble NA-VG1300」を狙ってみた。ちなみに当日の価格.comの最安値は税込19万2500円。
できるなら、これを下回る価格で購入したいところ。なお、今回の検証は自腹企画ということもあり、値下げ交渉を行った。最終価格が担当してくれた販売員の裁量に、若干は左右されていることをご了承いただきたい。
●予想を下回る価格を提示してきたビックカメラとヤマダ電機
まず、訪問したのは「ビックカメラ新宿西口店」。まっすぐドラム式洗濯乾燥機コーナーに向かうと、お目当てのCuble NA-VG1300があった。税込価格は22万4640円。通常の10%ポイント還元に加えて、買い替えキャンペーン(5000円割引)を実施しており、付与されるポイントを引くと19万7176円になる。価格.comの最安値までもう少し。販売員に値下げ交渉をしてみたところ、ポイント還元前で21万円まで頑張ってくれた。つまり、10%還元を考慮すれば18万9000円。正直、かなり満足する金額で即決しそうになったが、本来の目的を思い出し、次は「LABI新宿東口館」に向かった。
LABI新宿東口館にもCuble NA-VG1300があった。が、設定価格にかなり驚いた。税込価格は30万7444円。単純に比較すると、先ほどのビックカメラより8万2804円高い。
ポイント還元率は11%とやや高いが、それを考慮しても27万6130円(ヤマダ電機は税別価格をもとにポイントが付与される)。さすがに基準としている19万2500円まで下げるのは厳しいだろうと思いつつも、販売員に交渉してみた。
価格.comとビックカメラの価格より下げることは可能か聞くと、販売員は「少し相談させてください」と言って、バックヤードに下がった。しばらくして戻ってきて提示した金額は「税込19万8000円」。ここから還元されるポイントを差し引くと17万7834円となり、現時点での最安価格になる。正直、ここまで下げられるなら最初の設定価格はなんなのかとは思うが、それでもしっかり他店に対抗できるあたりはさすがだ。
●いよいよ本命のヨドバシカメラ、果たして最終価格は?
正直、ビックカメラとヤマダ電機で提示された価格が予想より低くて心が揺れたが、気を引き締めて本命の「ヨドバシカメラ 新宿西口店」に向かった。まずはCuble NA-VG1300の現在の価格をチェック。税込は22万4640円。奇しくも最初に訪問したビックカメラと全く同じ価格だ。しかも、買い替えキャンペーンで5000円引き、10%ポイント還元まで同じで、キャンペーンポイントを計算しない価格は19万7176円。
これに「ゴールドポイントカード・プラス」で決済した場合に付与される1%とキャンペーンの9%を足した20%還元で再度計算すると、税込価格は18万5202円。
価格.comとビックカメラの価格は下回った。
続いて、販売員との交渉だ。今回はポイント還元率が高いこともあり、値下げは難しいと思ったが、案外すんなり応じてくれた。他社の状況などを伝えて、最終的に提示された価格は「税込21万3000円」。買い替え割引と還元されるポイントを引いた最終的な価格は「税込16万5400円」で、文句なしの最安価格。購入を即決した。
ちなみに、記者は今回の20%還元キャンペーンの対象となる「ゴールドポイントカード・プラス」を所有しておらず、今回新規で発行した。即日発効のシステムがあるので、身分証明書を提出し、簡単な簡易審査をクリアすれば当日中に仮カードを受け取れる。
受取は即日だが、この仮カードには有効期限があり、1週間しか使用できない。有効期限を過ぎると、本カードが発行されるまで待たなくてはならない。担当者によると、キャンペーン期間中に本カードが到着しない可能性が高いので、買い物は仮カードで1週間以内に済ませること勧められた。
最終的な結論としていえるのは、「ヨドバシカメラの20%還元キャンペーンの利用価値は高い。
だが、いくつかの『ただし』がある」ということだ。まず、キャンペーンの還元率が高いとはいえ、高額商品であればあるほど値段交渉は必須。今回も、値段交渉次第で他店の方が最安という可能性も十分にあった。また、ヨドバシカメラは全ての商品が10%還元の対象というわけではない。例えば、アップル製品は1%還元なので、キャンペーン分を加味しても11%にしかならない。
また、クレジットカードの当日発行はありがたいが、待ち時間もそれなりにかかる。記者は日曜日の14時に登録の手続きを開始して、最終的に発行されたのは14時45分だった。そして、当然ながら審査は全ての人がクリアできるわけではない。順番待ちをしていると、審査に通らず肩を落として去っていく人を何人か見かけた。ポイントの付与時期にも気をつけたい。通常の10%分は即日付与されるが、クレジットカード決済分の1%は翌月に、キャンペーン分の9%は8月に付与される。もし今回のキャンペーンを利用するならば、これらの注意点はぜひ頭に入れておいてほしい。
(BCN・大蔵 大輔)
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