パスワードリスト攻撃とは、他社サービスで流出した可能性のあるIDとパスワードを使ってWebサービスにログインを試みる手法のこと。
7月23日に特定IPアドレスから不正なログインがあり判明。緊急措置として、該当するIPアドレスからのログインを遮断するなどの対策を講じた。
調査した結果、不正ログインに使われたID・パスワードは、同社で使われていないものが多数含まれており、他社サービスのID・パスワードを使ったパスワードリスト攻撃による不正ログインと判明した。
対応策として、不正ログインのあったクロネコIDは、パスワードを変更しなければ使えないようにし、対象となる顧客には個別に案内するという。つまり、クロネコIDを入力して既存のパスワードが使えない場合は、不正ログインの対象になっている可能性がある。
ヤマト運輸は、不正ログイン防止の観点から定期的なパスワードの変更を促し、パスワードを設定する際は(1)他のサービスで使っているパスワードの使用を控える、(2)極力、過去に使ったことのないパスワードを使う、(3)第三者が容易に推測できるパスワードの使用は控えるなどの注意を喚起している。
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