USB充電のハンディファンを片手に街中を歩く人を見かけることが多くなったが、「もっと強力な対策グッズがほしい」という人も少なくないだろう。勧めたいのが、より強力な涼をとれる空冷タイプの「空調服」や、水冷タイプの「クールベスト」などだ。
ベルトなどにつけたリチウムイオンモバイルバッテリとつなげて、腰あたりにある二つのファンが回転することで、服の中から首元にかけて涼しい風を送り込む空冷式の「空調服」は、もともと真夏の炎天下で仕事する人の作業着として開発された。
最近では、一般ユーザーも着られるようなデザインの「空調服」や、ゴルフをしながら着用できるサンエスの「空調風神服」などバラエティーも豊富になっている。空冷タイプの詳細は既報なので、次の記事を参考にしてほしい。(野外フェスの暑さ対策は万全?「空調服」や「蚊よけウェア」が活躍 https://www.bcnretail.com/market/detail/20190726_129776.html)
●約10℃の氷水を循環させて身体を冷やす
一方で、氷水が通るチューブをベストやパーカーなどに埋め込んで、氷水を循環させることで身体を冷やす「水冷タイプ」もある。サンコーの「水冷冷却クールベスト SWBPCLS2」や、A&Mの「フールドクール」、エイチ・ピー・アイの「水冷式クールパーカーシステム」など、さまざまなメーカーから販売されている。
いずれも警備や外での作業、バイクや自電車での輸送など業務用で活躍しているものだ。中でも、エイチ・ピー・アイは、カーレーサー用のシートに使われていた水冷式シートを応用したという本格的な製品となっている。
氷水が循環する仕組みは、付属のバッテリや市販のUSBモバイルバッテリからの電源を通して、専用のパックなどに搭載されたパンプが駆動するというもの。氷水をためておくタンクもパックタイプのほかボトルタイプやより大容量のボックスタイプなど、メーカーによってさまざまだ。
氷水は身体の熱を奪いながら循環するため、使い続けるうちに普通の温度になってしまう。そのため、氷水タンクの容量が大きいほど、冷えも長持ちする。
また、氷水タンクは肩からかけるショルダータイプや腰吊り、リュックタイプなどがあるので、自分が使うシーンに合わせて選ぶといいだろう。
例えば、ツーリングやサイクリングで使うならリュックタイプがいいだろうし、釣りなどあまり移動しない場合は、より長時間使えるボックスタイプがいいだろう。
価格も組み合わせによって約4万円~20万円弱まで幅広い。少し値が張る猛暑対策グッズだが、プロも使っているので、その効果がハンディファンより大きいのは折り紙付きだ。(BCN・細田 立圭志)
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それぞれ身体を冷やす方法は異なるが、プロも認める暑い夏を乗り切るための本格的な猛暑対策グッズだ。
ベルトなどにつけたリチウムイオンモバイルバッテリとつなげて、腰あたりにある二つのファンが回転することで、服の中から首元にかけて涼しい風を送り込む空冷式の「空調服」は、もともと真夏の炎天下で仕事する人の作業着として開発された。
最近では、一般ユーザーも着られるようなデザインの「空調服」や、ゴルフをしながら着用できるサンエスの「空調風神服」などバラエティーも豊富になっている。空冷タイプの詳細は既報なので、次の記事を参考にしてほしい。(野外フェスの暑さ対策は万全?「空調服」や「蚊よけウェア」が活躍 https://www.bcnretail.com/market/detail/20190726_129776.html)
●約10℃の氷水を循環させて身体を冷やす
一方で、氷水が通るチューブをベストやパーカーなどに埋め込んで、氷水を循環させることで身体を冷やす「水冷タイプ」もある。サンコーの「水冷冷却クールベスト SWBPCLS2」や、A&Mの「フールドクール」、エイチ・ピー・アイの「水冷式クールパーカーシステム」など、さまざまなメーカーから販売されている。
いずれも警備や外での作業、バイクや自電車での輸送など業務用で活躍しているものだ。中でも、エイチ・ピー・アイは、カーレーサー用のシートに使われていた水冷式シートを応用したという本格的な製品となっている。
氷水が循環する仕組みは、付属のバッテリや市販のUSBモバイルバッテリからの電源を通して、専用のパックなどに搭載されたパンプが駆動するというもの。氷水をためておくタンクもパックタイプのほかボトルタイプやより大容量のボックスタイプなど、メーカーによってさまざまだ。
氷水は身体の熱を奪いながら循環するため、使い続けるうちに普通の温度になってしまう。そのため、氷水タンクの容量が大きいほど、冷えも長持ちする。
また、氷水タンクは肩からかけるショルダータイプや腰吊り、リュックタイプなどがあるので、自分が使うシーンに合わせて選ぶといいだろう。
例えば、ツーリングやサイクリングで使うならリュックタイプがいいだろうし、釣りなどあまり移動しない場合は、より長時間使えるボックスタイプがいいだろう。
価格も組み合わせによって約4万円~20万円弱まで幅広い。少し値が張る猛暑対策グッズだが、プロも使っているので、その効果がハンディファンより大きいのは折り紙付きだ。(BCN・細田 立圭志)
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