なぜなら、9月中に注文しても10月1日以降の発送だと増税後の消費税10%が適用されてしまう可能性があるからだ。今週末だと、注文が殺到して物流が圧迫されてしまい、9月30日に間に合わないことも考えられる。
一方で、Amazon.co.jpやビックカメラ.comなどのECは、9月までに発売する製品に限り、注文手続きが9月までに完了した注文の消費税率は8%のまま。事業者によって消費税率の適用タイミングが異なるのだ。急いではいるが混乱しそうな場合は、リアル店舗で購入した方がより確実に消費税率8%で購入できるだろう。
●増税後の方が安い場合も
ただ、増税後には国の補助金事業「キャッシュレス・ポイント還元事業」がある。対象の中小・小規模店舗でキャッシュレス決済サービスを使って買い物した場合に、会計金額の5%(フランチャイズは2%)をポイントで還元する施策だ。
スマートフォン決済サービスの中には、還元事業にあわせてキャンペーンを実施する事業者もいる。対象の店舗で買える商品は、増税後に購入した方が安い場合もあるので注意したい。
一方、増税前に買っておくと安心なのは、大型家電などだ。還元事業の対象外になる大企業や、価格が高く設定されている中小店舗で販売している場合が多いので、どうしても必要な場合は今週末がチャンスだ。(BCN・南雲 亮平)
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