新型iPhoneの登場に沸いた9月のスマートフォンスマホ)界隈。例年は通信キャリア中心のiPhoneに押されて停滞するSIMフリースマホだが、増税直前となった今年は前年同月比127.2%と好調だった。
全国の家電量販店やECショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、シリーズ別の月間ランキング1位はシャープの「AQUOS sense2」だった。

 AQUOS sense2は、約5.5インチの高精細&省電力のIGZOディスプレイを採用しているのが特徴。従来機種と比べて画面表示領域が広がり、大画面でも片手で持ちやすい設計になっている。平均単価は2万2177円と手頃ながら、おサイフケータイ機能を搭載するなど、優れたコスパも人気の秘密だ。
 9月25日に、バッテリ容量やSoC、RAMを強化した後継機「AQUOS sense3」が発表となり、秋・冬商戦にかけては新旧モデルで市場シェアをさらに拡大することが予想される。
 ベストテンにランクインしているシリーズ数でいえば、競合3社(ファーウェイASUS、OPPO)がシャープを上回っている。特に注目したいのが、7位にランクインしたASUSの「ZenFone 6」。9月のSIMフリースマホ全体の平均単価が2万5143円で、上位もほとんどが3万円を下回っているが、ZenFone 6の平均単価は7万3763円で群を抜いて高い。まだ8月に発売されたばかりということもあり、今後どこまで順位を上げてくるのか気になる存在だ。(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

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