ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズと東日本旅客鉄道(JR東日本)、アクアビットスパイラルズ、大日本印刷は共同で、NFCタグの活用に向けた技術検証を行うことに合意した。交通や決済を中心に、タッチするだけでさまざまなサービスを利用できる場を拡大し、既存のタッチするサービスとも組み合わせて、シームレスにつなぐことを目指す。


 NFCタグは、薄い小型の紙やシール形状で、店舗や施設にスペースを取ることなく貼付・設置することが可能。決済端末など特別な機器を用意せずともキャッシュレス決済などのサービスを導入することができる特徴を持っている。ユーザーの立場から見ると、アプリを立ち上げることなく、スマートフォンスマホ)をNFCタグにタッチするだけでサービスを利用することができる手軽さが魅力だ。
 サービス事業者は手軽に導入でき、ユーザーは簡単・便利に使えることから、交通・決済を含めたさまざまな場面での広がりが期待できるとしている。
 今回の技術検証では、NFCタグにスマホでタッチするだけで、チケットの確認や支払いなどができる利用シーンを想定している。例えば、観客がスタジアムの席に設置されているNFCタグにスマホでタッチすると、サービスサイトが開いて、席から注文や決済を実行できるサービス。レストランの自席にあるNFCタグにタッチしたら、テーブルから注文や会計を実行できるサービスなどを検証していくとしている。
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