カメラ映像機器工業会(CIPA)は2月14日、日本最大級のカメラと関連機器の見本市「CP+(シーピープラス)2020」の開催を中止すると発表した。2月27日から4日間、パシフィコ横浜で開催する予定だった。
新型コロナウイルスによる肺炎の影響を懸念して中止を決断したという。

 CP+は、最新のカメラとその関連機材を来場者が実際に手に取って操作感などを確かめるコンシューマー向けのイベント。毎年、約7万人の来場者が訪れるカメラや関連機器業界の一大イベントだった。
 ただ、新型肺炎への有効な治療薬や対処法の見通しが立たない中で、約7万人の不特定多数の来場者に感染するリスクは排除しきれない可能性がある。同工業会は、「このようなリスクを避けることが重要と判断し、誠に遺憾ではありますが、開催を中止することとしました」とコメント。CP+の特設ページで理解を呼びかけている。
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