Wizleapは、同社が運営するライフプラン相談、オンライン保険相談サービス「ほけんROOM」の会員のうち、未就学児を持つ20歳以上の468人(男性:24.0%、女性:76.0%)を対象に実施した、自粛期間中の未就学児の子育てに関する意識調査の結果を5月18日に発表した。調査期間は5月16~18日。


 調査対象者に、現在リモートワークを行っているかを尋ねたところ、リモートワークを行っている人は30.6%だった。
 新型コロナウイルス感染症の影響による自粛の前後を比較して、自粛後は子育てが大変になったかを尋ねた質問では、「より大変になった」(23.3%)、「やや大変になった」(54.2%)と、77.5%が自粛後は子育てが大変になったと感じている。
 具体的な理由としては、「2月末までは週2回幼稚園に行っていたが、幼稚園は休園になり、公園にも行きづらくなり、子供を外で遊ばせられず、家の中での遊びもいろいろ考えて一緒に楽しむようにしていたが、そろそろ限界になってきました」といった意見が寄せられた。
 一方で、「夫がリモートワークになったので、少し面倒を見ていて欲しい時などにお願いすることができるようになった。通勤時間がなくなったことで夫が家にいることが増えて助かっている」といった意見もみられる。
 自粛中に子どもを叱る回数については、「増えた」が21.4%、「やや増えた」が42.0%となった。
 自粛期間中に、他の家庭の子どもや自身の子どもを一度でも児童相談所に連絡したかを尋ねたところ、1.1%の親が児童相談所に連絡している。
 その理由は、「毎日過ごして行く中で遊ぶネタがなくなり、相談の電話をかけた。あとは、シングルなので毎日毎日子供と1対1なので、どうしても大人とおしゃべりしたくなって連絡した」「小5の長男があまりに宿題をやらずゲームばかり。言うことを聞かないので、毎日怒鳴りつけたり親の私が暴言を吐いてしまったり、そんな状況に参っていた。このままでは虐待してしまうのではと思った」などの意見が寄せられた。
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