2019年4月1日に東京都内の一部(約100店舗)のローソンでサービスを開始した、提携事業者からのレンタル品などを24時間いつでもセルフ発送できる「スマリ」設置店舗は、今年3月31日時点で東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県のローソン1000店に拡大している。設置店舗はサービス紹介サイトから検索でき、店舗詳細の「店舗に向かう」をクリックすると、現在地からの経路と所要時間がわかる。


 提携事業者は、当初は「airCloset」「SHOPLIST.com by CROOZ」「LOCONDO.jp」の3サービスで、現在は5サービス。また、専用スマリボックスを増設したスマリ設置店舗では、オークションサイトやフリマアプリの出品商品を発送するサービス「e発送サービス」の発送も、Loppiからスマリに置き換わっている。
 ローソンの既存物流網(配送後の戻り便)を活用して始まったサービスだが、日本郵便と連携して、「メルカリ」「ラクマ」などフリマアプリの出品商品をセルフで発送したいというニーズに応えた。新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」にもマッチし、今後、設置店舗が増えると、他のコンビニエンスストアにはない強みとなりそうだ。
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