今回の調査は、TDB景気動向調査20年5月調査とともに行ったもの。
新型コロナウイルス感染症による自社の業績への影響について、「マイナスの影響がある」と見込む企業は86.1%だった。前回調査(88.8%)と比較すると2.7ポイント減少した。内訳をみると、「すでにマイナスの影響がある」が62.8%、「今後マイナスの影響がある」が23.3%となった。
「影響はない」とする企業が6.5%だったほか、「プラスの影響がある」(「すでにプラスの影響がある」と「今後プラスの影響がある」の合計)と見込む企業が2.8%だった。
「マイナスの影響がある」を月次でみると、4月調査でピークに達し、今回調査では調査開始以降初めて減少に転じた。また、「すでにマイナスの影響がある」については、依然として増加傾向にあり、今回調査で過去最高の6割超となった。
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