Go To Travelキャンペーンは、国内観光需要喚起を目的に、旅行会社が販売する旅行商品や、宿泊施設が直販予約システムで販売する宿泊プランなどを予約する際に、最大半額相当(1泊当たり最大2万円)を補助するキャンペーン。委託先公募の仕切り直しが表明されたが、7月の開始を目指して現在議論が進められている。
調査対象者に、Go To Travelキャンペーンを知っているかを尋ねたところ、「キャンペーン内容を知っている」という回答が29.1%にとどまり、「聞いたことはあるがよくわからない」(47.7%)を合わせれば認知度が76.8%に達するものの、現状ではキャンペーン内容が広く理解されていないことが明らかになっている。
Go To Travelキャンペーンの内容を説明した上で、利用意向を尋ねた質問では、「利用したい」という回答が87.5%に達した。
7~12月に実施したい、宿泊を伴う国内旅行の回数として、97.2%が1回以上国内旅行をしたいと答えており、「2回」(38.4%)と「3回」(27.0%)を中心に、複数回の国内旅行を希望する回答が78.6%に達している。さらに、「6回以上」という回答(5.8%)もあった。
2019年の同時期に行った、国内旅行回数との比較に関する質問では、「昨年と変わらない」(43.6%)、「昨年よりも多い」(21.9%)、「昨年の2倍以上」(5.8%)を合わせて、19年と同等以上の回数を見込んでいる割合が71.3%に達している。
Go To Travelキャンペーンの利用時期については、例年需要が高まる7月(27.8%)や8月(37.4%)、秋の4連休がある9月(46.7%)、祝日が多く紅葉シーズンも重なる11月(49.0%)を押さえて、10月(55.0%)が1位になった。
Go To Travelキャンペーンを利用する最初の旅行で検討している宿泊日数として、「1泊」(45.1%)が最多で、「2泊」(35.7%)がそれに続く。
Go To Travelキャンペーンにおける旅行選びの基準については(複数回答)、「混雑している時期や旅先を避けて旅行を計画したい」(51.0%)が最も多く、「コロナ流行以前から計画していた旅先に行きたい」(38.5%)が2位、「最大半額相当補助されるのでいつもより豪華な旅をしたい」(37.9%)が3位となった。
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