MMD研究所は、60~79歳の男女1万人を対象に実施した「2020年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査」の結果を8月24日に発表した。

 調査対象者に、モバイル端末を所有しているかを尋ねたところ、モバイル端末の所有率は92.9%で、メインで使用しているモバイル端末が、「スマートフォン(スマホ)」で77.0%、「フィーチャーフォン」で17.3%だった。

 モバイル端末の所有率を、2019年の調査と比較すると8.5ポイント増、2021年との比較で64.3ポイント増加している。
 新型コロナウイルス感染症の影響による、緊急事態宣言発令後の、モバイル端末の利用時間の変化を尋ねた質問では、22.1%がモバイル端末の利用時間が増えたと回答した。端末別では、フィーチャーフォンやガラホの利用者よりも、スマホ利用者の利用時間が延びている。
 新型コロナウイルス感染症の影響による、外出自粛期間中にスマホで新しく始めたこと、頻度が増えた行動を尋ねたところ(複数回答)、「オンラインショッピング」や「家族・友人との音声通話」、および「ゲーム」が上位を占めた。
 スマホを利用していて感じるメリットを尋ねた質問(複数回答)では、「LINEなどのコミュニケーションツールを楽しめる」「地図・ナビゲーションを利用できる」「気軽にインターネットを楽しめる」が、いずれも4割台で上位となっている。
 スマホを利用し始めたきっかけについては(複数回答)、「LINEなどのコミュニケーションツールを使いたかったから」と「家族にすすめられたから」が、どちらも2割台で上位を占めた。

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