マイナンバーカードは、一人一人に発行された生涯変わらない12桁のマイナンバー(個人番号)が記載されたICチップ付きのカード。
マイナンバーカードの機能のスマートフォン搭載等に関する検討会は、20年11月10日・12月4日・12月23日の計3回開催した。マイナンバーカードの機能とは、公的個人認証サービス(電子証明書)を指し、スマホへの搭載は、マイナポータルの利用にあたり、マイナンバーカードを公的個人認証サービス対応スマホやICカードリーダで読み取るステップをなくし、いつでも簡単に利用可能にするため。検討案の通りとなっても、本人確認時の身分証明書としてスマホが活用できるようになるわけではない。しかし、スマホの役割がますます重要になる。
行政手続きのオンライン化・デジタル化の一環として、マイナンバーカードの機能(公的個人認証サービス)のスマホ対応は、22年(令和4年)度内にAndroidスマホへの搭載を目指しており、iPhoneについても早期実現を目指す。
なお、総務省は12月に、契約中の料金プランの確認・見直し方法や、スマホを買う際の注意点(広告表示の見方、料金プランの内訳)などをまとめた「携帯電話ポータルサイト(暫定版)」も立ち上げている。(BCN・嵯峨野 芙美)
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