ソニー・インタラクティブエンタテインメントが2021年11月12日に発売したPlayStation5(プレイステーション5=PS5)の中古価格が、高止まりしている。1月12日11時現在、最大級のショッピング・オークション相場検索サイト「オークファン」で「PS5 本体」の価格相場を「入札が多い順」で並べると、1ページ目(1~51件)の平均価格は8万6061円。
新品の税込希望小売価格よりも3万1083円高い状況だ。

 同じ条件で同年11月16日11時に検索した結果は8万9987円。2カ月前に3926円値下がりしているが、いまだに新品価格を大幅に上回っている。フリマアプリのメルカリでも、8万~9万円で出品されたPS5 本体にSOLDのラベルが付いている。各量販店が不定期に抽選販売を実施するしかないほど品薄状態のPS5は、高額転売のターゲットになっているようだ。
 ただ、21年1月時点でPS5専用の「これぞ!」という完全新規のビッグタイトルはまだ登場していないように思う。PS4のゲームタイトルを高画質で楽しめるという強みはあるが、PS4でもプレー自体は可能なので革新的とは言い難い。21年には新作タイトルが続々と登場する予定だが、魅力的なタイトルが登場するまで、焦って中古のPS5を買うか否かはよく考えた方がいいかもしれない。
 また、例えビッグタイトルの登場時にPS5の供給が安定していなかったとしても、万全である確証はなく、保証の対象外になる可能性もある中古品を買うかどうかは熟考の上で判断したい。(BCN・南雲 亮平)
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