在宅勤務は通勤によるストレスがない反面、オンとオフの切り替えが難しいという課題を抱えている。メリハリをつけるためにも、オフの時間はしっかりとリフレッシュしたいところだ。
そんな気分転換におすすめなのが音楽サブスクアプリ。月額料金だけでさまざまな音楽が聴き放題になるため、気兼ねなく好きな曲を楽しむことができる。スマホやタブレット端末、パソコンなど、音楽を聴くための手段が充実しているのもうれしい点だ。今回はおすすめの五つのサービスを紹介する。

●大物アーティストが次々とサブスク解禁した2020年
 2020年8月にジャストシステムが男女1069人を対象に実施した調査「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2020年8月度)」によると、サブスク音楽配信音楽サブスクサービスの利用率は15.5%に達している。普及率が上がるにつれ、大物アーティストも次々とサブスクでの音楽配信を開始。20年には、米津玄師、RADWIMPS、中島みゆきなど、そうそうたる顔ぶれがサブスクでの配信を解禁した。この流れはが続けば、すべての音楽がサブスクで聴ける日もそう遠くないのかもしれない。
Spotify
 音楽サブスクアプリの代名詞ともいえるのがSpotify。テレビCMを見かける機会も多いかもしれない。ユーザーからはインタフェースが使いやすいと評判だ。また、無料プランで全曲フル再生ができるのがうれしいところ。
1月のアップデートで時間制限がなくなった点も大きな強み。好きな曲を好きな順番で聴くことができるようになっている。広告が間に入ったり、シャッフル再生のみだったりと制限はあるものの、無料でも十分使えるサービスとなっている。個人向けのスタンダードプランは月額980円。
●Apple Music
 iPhoneiPadを使っているなら検討したいのがApple Music。iOS機器標準の「ミュージックアプリ」から利用できる。iTunes Storeで購入した楽曲をとまとめて管理できるうえに、余計なアプリを追加しなくていいのがうれしい。豊富な洋楽が特徴だが、邦楽のラインアップも徐々に充実してきている。音楽のエキスパートが選曲したプレイリストの存在も、知らなかった音楽との出会いの機会を作ってくれるだろう。個人向けプランは月額980円。
Amazon Music Unlimited
 無料からハイレゾまで、プランが充実しているのがAmazon Music Unlimited。Amazon Music FreeではAmazonアカウントだけで無料で音楽を楽しめる(広告の挿入や楽曲の指定不可など制限あり)。
また、最上位のAmazon Music HDでは音質のよいハイレゾでの音楽配信を行っており、予算や好みに合わせてプランを選べるのがポイントだ。料金プランは最も安いEchoプランであれば月額380円。スマートスピーカーのEchoが必要であるものの、軽く音楽を聴き流す目的にはピッタリのプランといえる。
●AWA
  国内のエイベックス・グループとサイバーエージェントが手掛けているのがAWA。音声認識機能を搭載しており、街中などで気に入った音楽があれば、その曲名やアーティストを検索してくれる。また、アプリにイコライザ機能も搭載しており、自分好みの音質に変えられるのも便利。国内サービスとはいえ、曲数は7000万曲以上と洋楽を含め充実している。一般のプランは月額980円。
●LINE Music
 日本で広く使われているコミュニケーションアプリ「LINE」が提供する音楽サブスクアプリがLINE Music。LINEとの連携が魅力で、好きな楽曲をLINEのプロフィールやグループのBGMに設定して、ユーザー同士で共有することができる。無料期間が3カ月もあるため、使い続けるかどうかをじっくりと検討できる。
●音楽でリフレッシュして快適な在宅勤務を
 何かとストレスの多い在宅勤務だが、好きな音楽を聴くことで少しはリフレッシュすることができるはず。
動画に比べると一曲当たりの時間が短く、片手間に利用できるのもおすすめしたい理由の一つだ。音楽サブスクアプリを利用すれば、月額料金だけで好きなだけ音楽を楽しめる。積極的に取り入れて、在宅勤務環境の改善に取り組んでいきたい。(ライター・ハウザー)
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