3月17日にサービスを開始するソフトバンクの新ブランド「LINEMO(ラインモ)」。20GBのデータ容量で税別2480円という低価格が売りの料金プランだが、ソフトバンクやワイモバイルから乗り換えると、いくつかのデメリットが発生する点に注意が必要だ。
意外と盲点なのは「Yahoo!プレミアム」の特典がつかないこと。ユーザーの中には利用できていないという人も多いようなので、改めて内容を確認しておこう。

 Yahoo!プレミアムは、Yahoo! JAPANが月額508円(税込み)で提供しているサービスで、ヤフーやPayPayをはじめソフトバンクグループのサービスをお得に利用できたり、還元されるポイントが増量したりする。分かりやすいところでいえば、月額500円の書籍の読み放題サービス「読み放題プレミアム」やプロ野球パ・リーグや国内バスケットボールの試合を視聴できるサービスを追加料金なしで利用できる。
 より多くのユーザーのメリットになりそうなところでいえば、「Yahoo!かんたんバックアップ」のバックアップ容量が無制限になることがあげられる。iPhoneで利用できるiCloudの無料分が5GBであることを考えると、無料で無制限のストレージが使えるのがいかに貴重か分かるだろう。
 買い物がさらにお得になる特典も見逃せない。常に開催されているものでは、Yahoo!ショッピング・LOHACO・PayPayモールで毎日の買い物でPayPayボーナスが2%追加されるキャンペーンなどがある。また、3月1日に開始した「超PayPay祭」でも会員限定で還元率がアップする仕掛けがある。
 では、LINEMOのユーザーはYahoo!プレミアムの特典を絶対受けられないかというとそうではない。先述した通り、月額508円を別途支払えば利用することができる。LINEMOの料金プランが税込みで2728円なので合わせて3236円。
これならソフトバンク・ワイモバイルの検討候補になりそうなプランよりも安くなるので、選択肢としてありだ。
 補足として付け加えておきたいのが、LINEMO開始と合わせてソフトバンクがスタートする新特典「ソフトバンクプレミアム」だ。これは、同社の「メリハリ無制限」「ミニフィットプラン+(プラス)」「スマホデビュープラン」に契約しているユーザーを対象にしたもので、対象のエンタメサービスで10~20%の還元を受けることができるものになっている。
 対象サービスは、10%がHulu、Netflix、DAZN、20%がABEMA、TSUTAYA TV、LINE MUSIC。多数のサービスに登録しているユーザーほどお得になる。もし、ソフトバンクからワイモバイルあるいはLINEMOへの乗り換えを予定しているならば、こちらも考慮した上で料金シミュレーションするといいだろう。(BCN・大蔵大輔)
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