マザーボード市場で10年ぶりのトップシェア逆転劇だ。2021年2月、マザーボードの月間メーカー別販売台数シェアで、ASRockがASUSを逆転して首位を獲得した。
ASUSは11年4月から21年2月に至る9年10か月もの間、月間1位を維持していた。家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」で明らかになった。

 直近の3年間、ASRockは常に30%前後のシェアでASUSを追いかけていた。19年7月には2.6%ポイント差まで肉薄したが、それ以降はなかなか差を縮められず、20%台に落ち込む場面もあった。しかし、21年1月に30%台に復帰すると右肩上がりでシェアを伸ばし、2月は33%まで上昇。3月には過去3年で最高の37.9%を記録してついにASUSを逆転した。ASRockが月間首位を獲得するのは11年3月以来で、10年ぶりの首位奪還だ。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
<% bcn_video1 %>
【関連記事】
【実売データでわかる売れ筋ランキング(1位~50位)】(毎週木曜日更新)
ノートPC、売れてます
スマートフォン市場、年度末商戦に向け立ち上がる
ワコム一人勝ちのペンタブレット市場に新風、XPPenのシェアが初めて2桁に
売れる無線LAN中継器、コロナ禍で市場規模が急拡大
編集部おすすめ