●スパイスとココナッツミルクの相性抜群な味わいに感動
最初にいただくのは「メープロイ グリーンカレーペースト」。パッケージにはほんのりスパイスが香るペーストが1袋入っている。50gで4人分作ることができるので家族や友人との食事にもぴったりだ。
サラダ油を熱した鍋に、ペーストを投入。少し炒めるとスパイスの香りが広がりキッチンがたちまちエスニックな雰囲気に。火が通ったら別途購入したココナッツミルク400mlを加える。
煮立ったところで好みの具材と鶏ガラスープ300mlを追加。今回はカレー自体の味を食べ比べるためシンプルに鶏肉とブロッコリーのみを使用した。追加する場合は、たけのこやナス、バジル、パプリカなどがグリーンカレーの定番のようなので参考にしてほしい。商品説明には特に煮る時間は書いていないが、5分ほどで肉に火が通り、ナンプラーや砂糖で味を整えれば完成だ。
さっそく一口いただいてみると、想像していた以上にスパイスが効いており最初は辛さに少々驚いた。しかし、ココナッツミルクがたっぷり入っているため、同時にまろやかさも感じられ食べ進めていくといつの間にか交互にやってくる辛さと甘さの味覚にすっかり夢中に。
見た目はペーストを炒める際に使用した油分が少し気になったが、口にしたらしつこさは全く感じられなかった。ペースト状のため、カレー意外にも炒飯や炒め物に使えば簡単にエスニック風の料理を作ることができる。
●本場タイでもおいしいと大絶賛の本格派カレー
続いてはタイのスーパーでも販売されている「ロイタイ グリーンカレー」を食べてみる。現地の人にも大人気というこちらは250mlのスープが入っており、具材と一緒にそのまま煮込むだけで完成するという手軽さもうれしい。1箱で2人分のカレーを作ることが可能だ。
白いカレースープは、煮込むほどに緑色に変化していく。1分ほど煮立たせた後に鶏肉と好みの具材を入れ、さらに弱火から中火で5~7分ほど煮込めば完成。ココナッツミルクの甘い香りが若干スパイスよりも強く感じられ、食べる前はまろやかそうな印象がある。
実際食べてみるとたしかにまろやかさもあるが、やはり本場で人気なだけあってスパイスの辛さはしっかりと強調されている。加えてレモングラスなどのハーブの爽やかな香りと味がアクセントになりバランスの良い味わいが印象的だ。
●スパイスの刺激強めをお求めの方にはこちら!
ペースト、スープに続いて最後にいただくのは「Kin Dee グリーンカレーパウダー」。袋の中からは私たち日本人が一番親しみのあるカレーらしいスパイスの香りが漂う。ココナッツやハーブの香りはせず、調理前の段階ではグリーンカレーらしさはあまり感じられなかった。1袋40gで2人分の調理が可能だ。
パウダー状なのでフライドポテトや唐揚げにまぶすのもおすすめ。今回はパッケージに記載された通りに調理をしていく。250mlのお湯にグリーンカレーパウダーを1袋入れ、鶏肉100gと野菜を加えて火が通ったら出来上がり。開封した時からずっとスパイスの刺激的な香りが漂い、食欲をそそる。
水分量が多く、三つの中では一番スープに近い仕上がりとなった。そしてなんといっても辛い! ココナッツの甘さは若干感じるもののスパイスの印象が強く、一口で体が芯から温まる辛さである。
3種類すべてレトルトとは思えないほどしっかりとスパイスが効いており本格的な味わいを楽しむことができた。筆者としては、2番目に食べた「ロイタイ グリーンカレー」がスパイス、ココナッツ、ハーブのバランスが良く1番好みだった。とはいえどれも個性的でさまざまな料理に応用できることが分かったので、しばらくグリーンカレーレトルトのブームが到来しそうだ。(エフェクト・霜越緑)
※記事中の価格は購入時もの
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