ワクチン接種会場でのマイナンバーカード交付申請は、「スマートフォン・パソコンを利用したオンライン申請」「郵送による申請」「『まちなかの証明写真機』からのオンライン申請」「平日のみ受け付けている市役所や地区センターでの申請」、いずれも利用できない人にとってはマイナンバーカードを作る絶好のチャンスだ。詳細は居住する自治体のウェブサイトで確認してほしい。
ちなみに、多くのマイナンバーカード出張申請窓口では、必要書類の記入や本人確認後、自治体職員がタブレット端末で顔写真を撮影し、後日、「本人限定受取郵便」でマイナンバーカードが届く「申請時来庁方式」を採用している。顔写真の撮影は無料。このフローは、「スマートフォンからのオンライン申請+市役所などの窓口でマイナンバーカード受け取り」に比べ、証明写真の撮影代や撮影の手間がかからず、自治体職員による手助けも受けられるので、人によっては楽と感じるはずだ。
マイナンバーカードの人口に対する交付枚数率は、2021年8月1日時点で36.0%。普及拡大(交付枚数率アップ)に向け、将来的には、運転免許証と同じ「即日交付」の仕組み構築が不可欠だろう。それぞれの利便性を高める、マイナンバーカードと運転免許証との一体化は2024年度末を目標としている。(BCN・嵯峨野 芙美)
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