ホームルーターは、2014年12月にSoftBankBB(当時)が提供を開始するが、市場として拡大し始めたのは、UQコミュニケーションズがSpeed Wi-Fi HOMEの製品を発売した17年に入ってからだ。
では、対応しているキャリアごとに台数シェアを算出し、21年4月第3週以降の動きを追っていく。
4月はSoftBankが6割超を占め、優勢を保っていた。しかし、UQ mobileのシェア上昇やSIMフリー対応のNECプラットフォームズ「Aterm HT100LN」の瞬間的な販売増により、SoftBank優位の状況が揺らいできた。8/27発売の「home 5G HR01」をきっかけに、docomoは48.9%のシェアを獲得して首位になった。その後もdocomoはシェアを伸ばし、直近の9月第5週には61.5%に達した。
SoftBankも5G回線に対応する「Airターミナル5」を10月以降に提供開始すると発表しており、5G回線に対応するホームネットワークが出揃った後、更に市場は拡大するだろう。
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