今夏、セブン‐イレブン・ジャパンは大創産業と共同で、コンビニエンスストアの「セブン‐イレブン」で「ダイソー」を本格展開するという報道があった。ダイソー専用コーナーを設置した店舗を年内に200店規模まで拡大するという。


 この情報を事前に知らずに立ち寄った神奈川県内のセブン‐イレブン店舗は、ダイソー専用コーナー設置店舗だった。品揃えは少ないが、目的の商品のついで買いには必要十分。むしろ売り場が狭いので商品を選びやすかった。
 さっそく髪ゴムなどのダイソー商品をかごに入れ、レジで「いつからダイソーのアイテムを置いているのですか?」と店員にたずねると、「当店の周辺の店舗はだいぶ前からやっています」とのことだった。
 大創産業は、ダイソー直営店(一部店舗除く)に2019年10月にPayPayを一斉導入。現在、ダイソーのウェブサイトでは「こだわり検索条件」でPayPay、電子マネー、クレジットカードを利用可能な店舗を探せる。
 対して、セブン‐イレブンなら、どの店舗でも、nanaco、Suicaなどの電子マネー、クレジットカードに加え、楽天ペイ、メルペイau PAYなど、PayPay以外のスマートフォン決済サービス(コード決済)も利用可能。キャンペーンにあわせ、支払い方法を使い分け、もともとコスパのいい100円均一商品を、よりお得に購入できる。
 「100円ショップ」好きのキャッシュレス決済派としては、セブン‐イレブン内のダイソー専用コーナーは、まずは首都圏全域、最終的にはぜひ全国に拡大して欲しい。また今後、同じダイソーの競合の「セリア」「キャン★ドゥ」もコンビニでの展開を始めて欲しいところだ。(BCN・嵯峨野 芙美)
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