夜景観光コンベンション・ビューローとぴあは11月4日、「第九回イルミネーションアワード」授賞式を開催し、3部門におけるランキング1位~10位までを発表した。
 

 イルミネーションアワードは、「実際に行ってみて良かった前シーズンの冬期イルミネーション」をテーマに夜景観光士(夜景観光コンベンション・ビューローによる主管)に対してアンケート実施、得票ポイントに応じてランキングを決定するもの。
今年は「総合エンタテインメント部門」「イルミネーション部門」「プロフェッショナルパフォーマンス部門」の3部門が設けられ、それぞれででランキングが発表された。なお、アンケートは9月に実施され、全国6100人が回答した。
 まず、総合エンタテインメント部門はイルミネーション装飾だけでなく、映像やライティング、アトラクション施設、関連イベント等との組合せの傾向が強いイルミネーションイベントを評価する部門。同部門で1位に輝いたのは長崎県佐世保市の「ハウステンボス 光の王国」だ。今年で9年連続だという。
 続いて、イルミネーション部門はLED ストリングス(紐形状)・ネットライト(網形状)・テープライト・モチーフライト等をメインに使用して演出展開するイルミネーションイベントを評価するもの。同部門の1位を獲得したのは栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク 光の花の庭 Flower Fantasy」。昨年に続く受賞で6年連続だ。
 最後にプロフェッショナルパフォーマンス部門は、専門性、技術性の高い光の演出(プログラムを含む)が特に評価の対象となる部門。同部門で1位となったのは静岡県伊東市の「伊豆ぐらんぱる公園 グランイルミ」だ。
 直近のイルミネーションのトレンドについて、ぴあは「昨年は新型コロナウイルス感染症により、イルミネーション施設を含む観光業界全体が危機的な被害を受けました。しかしその一方で、開放的な屋外でもコロナ感染症対策を徹底し、“三密”を回避しながら楽しむイルミネーションが登場。
多くの施設では、従来の鑑賞スタイルから脱皮し、『新時代のイルミネーション』の確立に向けて、様々な努力をしています」と分析する。
 また、授与式において夜景観光コンベンション・ビューロー 丸々もとお代表理事は「本年は全国各地のイベントで“新作”や“新演出”も増加しました。デジタル中心の日常から離れたいという人々の欲求を捉えた、花やガーデン演出などの自然回帰型イルミが多くなるでしょう」と今年の演出傾向を説明した。
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