交通系IC対応エリアでは、大人用の通常運賃とIC運賃があり、小児はそれぞれ大人用の半額となる。しかし、子育て世代応援施策として小児IC運賃を全区間一律50円まで低廉化し、電車の利用促進と、券売機で購入する乗車券からICカード(子ども用Suica・小児用PASMO)への移行を図る。
なお、鉄道・バスなどの公共交通機関の小児料金は、小学校に入学する年度の4月1日から12歳になる年度(小学6年生)の3月31日まで適用される。子どもの本人確認書類の提示と引き換えに作成可能な子ども用Suica/小児用PASMO/他の小児用交通系ICカードの有効期限も同一だ。つまり来春に開始する「全区間一律50円」は、2021年4月時点で年長~小学5年生まで。小児IC運賃に加え、通学定期乗車券、フリーパスなどの企画券についても、一部を除き小児運賃・料金を改定予定。
他にも、小田急電鉄では「子連れでも安心して利用できる車両」の常設化に向けた検討のほか、駅へのベビーカーシェアリングサービスの本格導入などを実施する予定。さらに「Odakyu パートナー宣言」に共感する企業や自治体などとの連携を深め、「子育てしやすい沿線」を目指す。
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