KDDI、沖縄セルラーは、au回線の解約後もキャリアメールのアドレス(auメール)を継続して利用できるサービス「auメール持ち運び」を12月20日に開始した。料金は月額330円。


 通信事業者間の乗り換え円滑化のため、総務省は2020年10月に公表した「モバイル市場の公正な競争環境の整備に向けたアクション・プラン」で、「キャリアメール持ち運びの検討」を挙げた。その後検討が進められ、12月16日にNTTドコモが「ドコモメール持ち運び」をスタート。続いてKDDIもサービスを開始する。
 対象アドレスは「@au.com」「@ezweb.ne.jp」で終わるアドレスで、au回線契約にもとづき発行されたau IDで、専用サイトからau解約後31日以内に申し込む必要がある。
 メールの利用方法は従来と同じ。付加機能の迷惑メールフィルター、自動転送は継続して利用できる。メールサーバーの保存容量は400MB/5000件で、保存容量/上限を超えるメールデータは古いメールから順次自動削除される。
【関連記事】
ドコモ、「ドコモメール持ち運び」開始 ahamoに乗り換えてもメールが使える
総務省「アクション・プラン」公表 キャリアメールの持ち運び検討など
4キャリア5Gサービスエリアをチェック!(3) auは駅・商業地を優先、広さより実用性で
共通ポイントはどれをためる? 悩ましいスマホ決済の回線紐づきユーザー優遇策
「iPhone SE(第2世代)」に続き「iPhone 12 mini」も SIMロック原則禁止で在庫一掃傾向加速
編集部おすすめ