全国の主要家電量販店やECショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2021年12月のSIMフリーAndroidスマートフォン(スマホ)の販売台数は前年同月比112.9%と2桁の伸びとなり、前月の76.9%から大幅に改善した。

 メーカーシェアではシャープが1年ぶりに販売台数シェアで月間首位の座を獲得。
9月から右肩上がりにシェアを高めていたが、年末商戦でOPPOを抜いた。また、注目したいのが3位に浮上している富士通グループのFCNT。12月3日に発売した「arrows We」が好調で一気にシェアを上げた。
 シリーズ別の販売台数ランキングではメーカー別でトップに立ったシャープの「AQUOS sense6」が1位。次いでFCNTのarrows Weが健闘した。arrows Weはエントリーモデルながら、5G対応・防水防じん・おサイフケータイ対応で、新生活商戦でも幅広いユーザーから支持を集めそうだ。(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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