アイモバイルが運営するふるさと納税サイト「ふるなび」は、1月25日から、確定申告に必要な各自治体が発行する「寄附金受領証明書」の代わりに添付できる、年間寄附額を1枚にまとめた「寄附金控除に関する証明書」の2021年寄附分の発行申請受付を開始した。この証明書を使用してふるさと納税の確定申告を行うことで、確定申告の手続きが従来よりも簡単になる。


 これまでのふるさと納税の確定申告は、各自治体が発行する「寄附金受領証明書」の添付が必要だったが、2022年に行う確定申告から、ふるなびが発行する「寄附金控除に関する証明書」でも申告手続きができるようになった。ふるなびは、2022年分のふるさと納税から適用される「寄附金控除に関する証明書」の発行可能事業者として、国税庁長官から“第一号認定”されている。
 今までは寄附回数分の申告を手入力する必要があったが、2021年寄附分からは「ふるなび」で発行した「寄附金控除に関する証明書」のXMLファイルをアップロードするのみとなるため、寄附情報を入力する手間がかからなくなる。また、マイナンバーカードを所持している場合は、e-私書箱にログインし、マイナポータルとデータ連携することで確定申告書に「寄附金控除に関する証明書」の情報を自動入力することができる。
 さらに、これまでは各自治体から発行される1年分の「寄附金受領証明書」を保管する必要があったが、「ふるなび」で発行する「寄附金控除に関する証明書」を税理士に提出するだけで済む。自治体から発行された「寄附金受領証明書」を紛失してしまった場合も、再発行の手間なく、ふるなびが発行する「寄附金控除に関する証明書」で申告できるようになる。
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