東日本旅客鉄道(JR東日本)は2月~5月にかけて、新たに関東・東北地方の5県で地域連携ICカードのサービス提供を開始する。

 地域連携ICカードは、地域のバス事業者が運行するバスの定期券や、各種割引など地域独自のサービス機能に加えて、SuicaエリアおよびSuicaと相互利用を行っているエリアにて利用可能な乗車券や電子マネーなどのSuicaサービスを1枚で利用できる2in1カード。
2021年3月には、栃木県で「torta」、岩手県で「Iwate Green Pass」のサービスが開始されている。
 新たな地域連携ICカードとしては、青森県にて「AOPASS(アオパス)」が青森市企業局交通部と青森市から3月5日、ジェイアールバス東北から3月12日に、八戸市交通部と岩手県北自動車による「ハチカ」が2月26日にサービスを開始する。また、十和田観光電鉄も3月5日に、SuicaおよびSuicaと相互利用可能な交通系ICカードでの乗車サービスを始める(カード発売は5月頃を予定)。
 岩手県では、「iGUCA(イグカ)」が、岩手県北自動車から2月19日、ジェイアールバス東北から3月12日に提供される。
 秋田県では、秋田中央交通と秋田市による「AkiCA(アキカ)」が3月26日に、秋北バスによる「Shuhoku Orage Pass(シュウホクオレンジパス)」が3月12日にサービスを開始する。
 山形県では5月14日から、山交バス・山交ハイヤー・米沢市による「yamako cherica(ヤマコウチェリカ)」と、庄内交通による「shoko cherica(ショウコウチェリカ)」の提供が行われる。
 群馬県では、上信電鉄・群馬中央バス・日本中央バス・日本中央交通・群馬バス・矢島タクシー・永井運輸による「nolbe(ノルベ)」が、3月12日にサービス提供を開始する。
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