今年3月末で終了した都度払いサービスの支払い対象項目は税金、料金、水道(都度払い)、ふるさと納税、NHK放送受信料。サービスを取り巻く現在の市場環境や今後の事業方針など、さまざまな要因をふまえて総合的に検討し、これ以上の継続が難しいと判断、サービスを終了を決定したという。
これまで年に1回、自動車税の納税のみ利用していた場合、今年の自動車税納付通知書を見て初めてYahoo!公金支払いの都度払いのサービス終了に気付いたことだろう。クレジットカードでの自動車税・固定資産税等の納付は、今年度からエフレジが提供する「F-REGI 公金支払い」に移行したケースが多いと思われる。
F-REGI 公金支払いは、支払い1回ごとに納付金額に応じた一定のシステム利用料がかかるが、PayPayやau PAY、d払いなどが提供している、スマートフォン(スマホ)のカメラで請求書(払込票)のバーコードを読み取って支払う「請求書払い」を利用すると手数料はかからないので、支払い方法としてどちらも選べる場合、節約のためにはスマホ決済サービスの請求書払いの利用をおすすめする。ただし、クレジット/デビットカードの年間利用額に応じてかなりプレミアムな特典が得られる場合は、システム利用料を支払っても該当するカードで支払ったほうが得となるだろう。
なお、納税に対するポイント還元、年間利用額への計上の有無はカードによって異なるため、個別に確認して欲しい。このほか、電子決済「Pay-easy(ペイジー)」は、1回500円以上の支払いで1000人に1万円相当(現金または「選べるe-GIFT」)が当たる「ペイジー20周年感謝キャンペーン」を実施している。
PayPayは4月1日に、請求書払いサービス「PayPay請求書払い」のPayPayステップ特典を変更し、特典付与(PayPayポイント付与)の対象外とした。引き続き、PayPayステップの達成条件(決済回数・利用金額)のカウントには含めるため、PayPay請求書払いで税金を支払うメリットは月間利用金額の積み上げにある。Yahoo!公金支払いの終了は一つの時代の節目となる大きな変化だが、クレジットカード払いは引き続き可能となっている。官民が連携して進めるキャッシュレス決済比率の向上に向け、お得な税金の支払方法は毎年変わると覚えておこう。
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